プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、資産運用や英語学習、自己成長に関することなど。


記録媒体の中で一番カッコいいのはMD


フロッピーディスク、カセットテープ、ハードディスク、
CD、DVD、SDカード、SSD、USBメモリなど
これまでさまざまな記録媒体を手にしてきたが、
ダントツでカッコいいのはMD(ミニディスク)だと思う。


私が中高生だった1990年前半に登場したメディアだが、
7cm四方という絶妙なサイズと
透明なケースから内側のディスクが見えるところが
たまらなく未来感があって最高にワクワクした。


光ディスク自体の見た目はCDとそう変わらないのだが、
それが固いケースに封入されている雰囲気と、
そのままプレーヤーに差し込む様子がSFっぽい。


そして好きな曲を好きな順番でダビングして
自分好みの1枚を作れるというカセットテープ的な楽しさと
デジタルデータとして録音される音質の高さ、
CDに比べてグッと小さくなったポータブルプレーヤーなど、
いろいろな面でとても満足度が高かったことを覚えている。

大事な結末を先に言っちゃう映画


とある映画の公式サイトに載っているストーリー概要。
過激派組織に拉致された主人公の鬼気迫る状況が書かれている。


いつ殺されてもおかしくない危険な紛争地域で
主人公がどうなるのか行く末が気になるところだ。




と思ってたら、もう先に全部言っちゃう。
助かるのかどうかも、助かる時期も、全部言っちゃう。
序盤で脱出するチャンスが訪れたのに
そのタイミングでは逃げ出せないこともわかっちゃう。


原題は「Daniel」なのに
なんでこういう邦題を付けてしまうのだろう。



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バイオハザード ヴィレッジはクラウド版でも十分に面白かった


www.residentevil.com


バイオハザードシリーズの最新作である
バイオハザード ヴィレッジ」がNintendo Switchでも発売された。
ナンバリングとしては「バイオハザード8」となり、
性能的に厳しいSwitchではクラウド版になっている。


クラウドバージョンのバイオハザードと聞いて思い出すのは
遅延がひどすぎて非常にストレスを感じた前作だ。


クラウドゲームが初めてだったので興味津々だったが、
推奨環境の10倍の通信速度だったにもかかわらず
常に操作と画面のズレが起こり、
FPSをかなりプレイしてきた私が最初の戦闘で2回も死んだ。


その後もイライラするばかりのプレイ感で落胆したし、
期待されていたGoogleすらも同様のサービスから撤退したため
やはりクラウドゲームは厳しいんじゃないかという思いを感じた。


その苦い経験から今回は二の足を踏んでいたが、
非常に知名度の高いシリーズだけに
ゲーム内容を味わっておきたいという気持ちに負け、
ついにクラウド版「バイオハザード ヴィレッジ」に手を出すことにした。

体験版で不安が強まった


クラウド形式ということもあってか、
製品版は体験版の中からしか購入できないようになっているので
必ずデモ版をダウンロードする必要がある。
まずは一度テストプレイして感触を確かめろ、ということなのだろう。




ということで最初に体験版をプレイし始めたのだが、
少し触った瞬間に「あ、ちょっとラグってる」と感じてしまった。


前作ほどひどい遅延ではないものの、
操作に対して少し遅れて画面が反応する。
例えるなら「前に進んで」「右を向いて」と言葉で指示をして
誰かに代わりに操作してもらっているような印象。




公式サイトでは通信速度の目安は明らかにされていないが、
自宅の通信速度の数値を見る限り、
特に問題になるようなネット環境ではないだろう。
ゲーム画面上に表示された電波マークも最大になっている。




移動や射撃の感触をいろいろ見たかったのだが
体験版はたった5分しかプレイできないため、
しっかり判断できるほどのチェックができなかった。
クラウドゲームの動作確認というなら
せめて15分ぐらいはプレイさせて欲しいところ。


ここで再度不安になって一旦、購入を断念するのだが、
その後もしばらく悩み続け、
数日後に決意を固めて買うことにした。


2000円で180日間プレイできるチケット型だった前作とは異なり、
今作は4990円でずっとプレイできる買い切り型になっている。
一度買えばいつでも遊べるのは心理的に楽だ。

難易度設定と照準アシストに頼り切った


できれば開発者が設定した標準難易度を味わいたかったが、
あまりにボロボロだった前作の反省を活かして
今作では最初から最低難易度で始めた。


相変わらず若干の遅延を常に感じる操作感で、
スティックを離したあともまだ少しだけ動くので
狙った場所で照準を止めるのが非常に難しい。




ただ、かなり強いアシスト機能が働いており、
ZLボタンを押すだけで敵の身体に照準が合うので
とりあえず敵を撃破する気持ちよさは味わえる。
(照準アシストはオフにもできる)


銃で狙うというFPS特有の楽しさがなくなるのは残念だが、
実は今作はそれ以外の要素で面白さをたっぷり味わえたので
シューティング部分の単調さは徐々に気にならなくなった。

とにかく秀逸なレベルデザイン


本作で一番感心するのは秀逸なレベルデザインだ。


いろいろな場所に行けそうに見えつつも
絶妙に行動範囲を制限する仕組みになっており、
自由に探索している気分で行動していても
自然と想定された順番で攻略が進む。




また、特定の鍵や部品がないと
開かない扉や動かせないものが定期的に見つかり、
のちにアイテムが手に入ったときに
「これであそこが突破できる!」という達成感が味わえる。




さらに、反対側から鍵がかかった扉もよくある。
いろいろと試行錯誤しながら侵入ルートを探る必要があるが、
一旦入ったあとは内側から鍵を開けて
以降は簡単に行き来できるようになる仕組みが優秀。




ゴチャゴチャして迷いそうな場所でも
キーとなる場所が黄色で塗られていて
さりげない誘導になっている見せ方もセンスがある。


マップを定期的に確認しないと
方向や位置がわからなくなるのは難点だが、
同じ場所を行き来しながらも
行動範囲が徐々に変化する設計は素晴らしかった。

何に投資するかを考える面白さがある


店では弾薬や回復薬を買うだけでなく
銃の威力や装弾数を増やす改造をしたり、
アイテム枠を増やすケースを買ったり、
調合レシピを買ったりすることができる。


金はドサドサ手に入るので気持ちいいし、
その使い道もたくさんあるので
何を優先して投資するか悩むのが楽しかった。




そういった育成要素が多いおかげで
ジワジワと強くなっていく実感があり、
序盤とは比較にならない激戦を
くぐり抜けていくのも気持ちよかった。

探索する楽しさが続く


素材を調合して弾薬や回復薬を作れるおかげで
こまごましたアイテムが非常に多く、
それがあちこちに落ちているので
初めて入った場所でもウロウロと探索する楽しさがある。


ちょっと苦労してたどり着いた場所には
高額で売れる換金アイテムや
武器の性能を上げるパーツなどもあったりして、
努力に見合う報酬が用意されているのが嬉しい。




さらに家畜や魚は殺すと肉に変わり、
身体的能力を上げるための料理に使うことができる。
寄り道すればするほど得があるので
広いマップが苦にならず、探索を続けることができた。

やたら派手なボス戦に没入できる


恐ろしさや恐怖感という意味では前作の方が上だが、
今作のボスはとにかく派手なキャラクターばかりで
大きなスケールで暴れ回り、強烈な絶叫とともに死んでいく。
一戦一戦がかなり豪華で迫力に満ちているのが素晴らしい。
(ラスボスが一番地味で存在感が薄いのが残念)


強敵との決戦と言える場面がかなり豊富に用意されており、
頻繁に山場が味わえるので満足度が高かった。
最低難易度でも弾薬はそれほど余らないバランスなので
どう戦うかという緊張感も最後まで途切れなかった。

オートセーブがあるので安心


クラウドゲームはサーバーとの通信が不安定になると
意図せずプレイが中断されてしまう問題があるが、
本作はオートセーブ機能があるので
万が一、エラーで落ちても大きな被害は出ない。


これはクラウドゲームには必須の機能だと思うが、
キングダム ハーツ」では対応していなくて辛かった。

遊びの幅が広くて救われた


操作に対する遅延は常に起こるのでFPSとしての不満はあるのだが、
戦闘・探索・育成・謎解きといろいろな遊びが詰まっているので
シューティング以外の要素で十分に満足することができた。
総じて、散々だった前作とは真逆の評価になった。


クラウド形式ということに不安を感じている人も
「バイオハザード ヴィレッジ」ならオススメできる。
難易度を下げてFPS部分のストレスを減らせば
それ以外の要素で存分に楽しめるからだ。




唯一、鉄球を転がすミニゲームだけは
新人スタッフの研修代わりに作らせたような完成度で、
なぜここだけイマイチなのか謎だった。



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