
最近のインディーゲームは完成させることに加えて、
その作品を広く知ってもらうことや
大勢に遊んでもらうことが非常に難しいのだが、
私の謎解きブログシリーズについてもいろいろな工夫をしてきた。
YouTubeやXの広告も試してみたが、
再生数や閲覧数は大きく稼げても
実際にゲームを遊んでくれる人は少なかった。
興味を持ってプレイしてもらうのは本当に難しいのだ。
ふと、もっとアナログな手段はどうだろうと
紙のチラシを使ってみることにした。

QRコードを載せた名刺サイズのカードを
お店に頼んで置いてもらうのだ。
以前もカフェやレストランに置いてもらったのだが、
客が店内でゲームを遊んだりすると
滞在時間が長くなると回転率が落ちてしまい、
店の利益を下げてしまう可能性がある。
そこでボードゲームカフェはどうだろうと考えた。
ボードゲームカフェはゲームを遊ぶための店なので
時間制の料金が設定されている場合がほとんどだ。
ボードゲームの代わりに謎解きブログをプレイしたとしても
客の滞在時間が長くなるなら店の利益につながるので
これならWin-Winの関係になる。
悪くないアイデアだと思ったので、
早速アクションを起こしていった。
まず全国にあるボードゲームカフェの情報をもとに
ひとつひとつ公式サイトを探し、
掲載されているメールや問い合わせフォームで
ゲーム紹介カードを置かせて欲しいとお願いしていく。
ただの営業メールなので無視されて当然だと考えていたが
ありがたいことにまずまずの割合で承諾してもらうことができた。
中にはわざわざゲームを遊んでくれる店長がいたり、
ダメな場合でも丁重に断る返信をくれる場合があって、
不躾ないきなりの連絡に対応してくれる親切さに泣けた。
承諾の返答がもらえたら店の公式サイトで住所を確認し、
カードを梱包して速やかに発送していく。
そんな作業を毎日少しずつ続けていたとき、
「届いたのでこんな風に置きました!」と
ボードゲームカフェのひとつから写真が届いた。

大阪府大阪市「ギルド」
数日前に送ったカードが置かれた写真を見ると
この地道な活動の成果がグッと実感できた。
たくさんのカフェのWebサイトを
ひとつひとつ調べるのは意外と大変で、
店への連絡方法がなかなか見つからなかったり
すでに閉店している場合も多かった。

千葉県千葉市「おもくろや」

千葉県市川市「かぴばら堂」
営業をかけた数が増えるにつれて
店からの返答もどんどん届くようになるので、
失礼のないようメールのやり取りをしていく。
しっかりと対応したことでお店の納得が得られると
カードを設置した写真をもらえることも増えた。

茨城県取手市「riricafe」
ボードゲームカフェは小規模の店も多く、
公式サイトが開設されていなくて
Xやインスタしかない場合もある。
Xはフォローされていない相手からのDMは
非常に気づきにくい仕様になっており、
レスポンス率が大きく下がるのが残念だったが、
とにかく毎日毎日新しい店を探していった。

埼玉県川越市「ボードゲームカフェ ローゼンブルク」
中には謎解きブログのカードを置いたことを
SNSで紹介してくれる店もあり、
私の活動を支えてくれる優しさにまた泣けた。
うっかり同じ店に営業メールを送るのは非常に失礼なので
どの店に連絡したかもしっかり記録するようにした。

沖縄県那覇市「サイコロ堂」
カードの印刷費や郵送費はまあまあの出費になるのだが、
自分が作ったカードが全国に広がっていると考えると
独特の達成感を感じることができ、
まだ連絡できていない店を探す意欲が湧いた。
約2ヶ月間、毎日のようにこの作業を続け、
今のところ150を超える店に連絡を済ませた。

東京都豊島区「AKIBOU BOARDGAME CAFE」
カードが設置されたからといって
すぐに客の目に触れるとは限らないが、
心なしか土日になると謎解きブログのプレイ数が
以前より増えたような気がしている。
もう新たな店の情報がほとんど入手できないのだが、
あともうちょっとだけがんばってみようと思っている。