先日出版した1冊を加え、
これまでに出したKindle本が8冊となったが、
そのうち6冊は知識習得や行動改善のための実用本だ。
総合すると、自分の人材価値を向上するためのものと
金銭的余裕を生むためのものの2系統であり、
どちらも若いうちから意識すべき重要な要素だと考えている。
それぞれ読んで欲しいターゲットを想定しているので、
どういう年齢層の人に読んで欲しいかを挙げてみる。
15~19歳
社会科の授業といえば歴史や政治といった話題になるが、
それ以上に金融リテラシーの知識が優先されるべきだと思う。
小遣いをもらい始めた瞬間からお金には関わっていくわけだし、
自分の保護者や毎日のニュースでもお金の話題がたくさん登場する。
その割にきちんと勉強する機会や知識が欠けていて、
消費者の主観でしか物事を見れなくなっている人が多い。
そこで若いうちに
「未成年のうちに聞きたかったお金の話」を読んで欲しい。
お金に関して語られる情報を理解するための基礎知識と
世の中がどういう仕組みで動いているかを解説した。
15~22歳
きちんと学校に通っている学生は多いが、
何も考えず惰性的に学生生活を送っている人が大半だ。
私自身、専門学校の教員としてたくさんの学生と関わるが、
限られた時間を有効に使って成果につなげる学生と
そうでない学生との差を毎日痛感している。
そこで学生のうちに
「将来に悩む学生に伝えたい55のアドバイス」を読んで欲しい。
同じ授業を受けて同じ毎日を送っていても
どういう意識で過ごすかによって結果が変わってくる。
19~21歳
大学や専門学校では卒業よりもずいぶん前に就職活動を始めて
就職先となる会社の採用内定をもらう必要がある。
何年も就職指導をしている側からすると
常識的な知識や当たり前の戦略であっても、
学生側は大半が生まれて初めての就職活動になる。
ちょっとした知識や考え方の差で合否が分かれることもあり、
何も知らない状態で就活に挑むのは
何の攻略法も知らないままゲームを1発クリアするほど難しい。
そこで就職活動を控えた年齢になったら
「勝ち組就活生になるための本」を読んで欲しい。
こういった予備知識をつける手間を惜しむより
就活で苦労する手間を惜しんだ方が有益だ。
21~25歳
子供の頃は会社員たちのことを立派な人だと思っていたが、
いざ自分が社会に出てみると
働いている人みんなが有能なわけではなく、
学校と同じように実力や評価の差がかなりある。
最低限の仕事をするための知識は教えてもらえるが、
そこから成果を上げていく方法は自主性にかかっているので、
学校と違って、ただ習ったことを活かすだけでは足りない。
そこで若手と呼ばれるうちに
「必要とされる社会人になるための31の決意」を読んで欲しい。
早いうちに周囲から頼りにされる人材になっておく方が
いろいろと希望も叶いやすくなって最終的に自分の得になる。
19~29歳
社会人になってからしばらくすると
「英語を勉強しておけばよかった」と思う時期が来る。
翻訳アプリがどれほど進化しようとも
英語の4技能を身につけていると役に立つ場面がある。
そんなときは「大人になってからの英語勉強法」を読んで欲しい。
私自身が30代半ばから勉強を始めたが、
TOEICでは800点超え、
個人手配でアメリカに旅行したり、
子供向けの洋書が読める程度には成長できた。
歳をとってからでも十分追いつくことができる。
25~30歳
100万円以上の貯金がたまったら
「資産運用に無関心な人が読む本」を読んで
ぜひ資産運用を視野に入れて欲しい。
当面使わないお金が
ただ口座に眠っているほどもったいないことはない。
早い段階で資産運用を覚えて不労所得を増やし、
少しずつ年収を押し上げていくべきだ。
投資で一番安全に稼ぐ方法が
早く始めて長期間続けるスタイルなので、
元手ができたら速やかに勉強することをオススメする。
今から読んでも十分間に合う
もちろんターゲットとなる年齢を超えた人でも
自分に足りないと思う分野はぜひ読んでみて欲しい。
「10年早く取り組むべきだった」と悔やんでも意味はなく、
10年後に同じ後悔をしたくないなら
この瞬間に行動するのがベストだ。