ニワトリがふいに手に入ったとしよう。
この限られた幸運をどう活かすかで
長い目で見たときの不安や幸福度が変わってくる。
浪費家の場合
手に入ったニワトリを
そのまま食べてしまうのが浪費家。
肉を食べる満足感は得られるが、それで終わり。
新たな肉を手に入れるには引き続き苦労しなければいけない。
倹約家の場合
ニワトリを殺さず、生んだ卵だけを食べるのが倹約家。
肉ほどの満足感は得られないかもしれないが、
少なくとも継続して卵が手に入るので
日々の食べ物の心配からは解放される。
投資家の場合
ニワトリを殺さず、生んだ卵をさらに育てて
どんどんニワトリの数を増やし、
たまに卵や肉を食べるのが投資家。
最初の利益が感じられるまで時間はかかるが、
一度勢いがついてしまえば贅沢ができるし、
自分以外の人も幸せにする余裕ができる。
まとめ
金持ちの生活が羨ましいからといって
貧しい人が無理してベンツを買っても
金持ちになれるわけではない。
予想外の大金が入ったときに
すぐ贅沢品を買ってしまう人はただの浪費家で、
金を使い切った途端に貧乏人に戻る。
本当の金持ちになりたいのなら
金を生み続ける仕組みを作らないといけないのだ。