プチメタ3.0

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分散投資をルーレットで例えてみる

投資のことを調べていると「分散投資せよ」という話が必ず出てくる。

分散すると大損害は避けられるかもしれないが、
それぞれの利益と損失が相殺されて
投資している意味がないんじゃないかと最初は思った。

しかし実際には違った。




ルーレットの赤か黒を予想するゲームで、
当たれば賭け金の2倍がもらえ、外れたら80%が没収されるとしよう。

どちらかに10万円を賭ける場合、当たれば20万円になる一方、
外れれば持ち金のほとんど(8万円)が失われてしまう。
2万円になってしまった持ち金を元の10万円に戻すだけでも
3回連続で当てないといけないため、状況は絶望的だ。

このやり方はギャンブルに近い。
成功者の話だけを聞いて自分もやりたくなるだろうが、
損をしてしまう可能性が多分にある。

そこで、赤と黒それぞれに5万円ずつ賭ける。
当たった側は10万円に、外れた側は1万円になる。
計11万円をまた半分に分け、赤と黒に賭ける。
持ち金は12万1000円に増える。
これを延々と繰り返せば確実に、
しかも運に頼らずに増やすことができる。

短時間で大金を手にする爆発力に欠けるものの、
時間さえかければかなり安心して金を殖やせる。
これが分散投資だったのだ。

この方法は時間がかかることだけがネックなので
「投資をするなら早く始めろ」というアドバイスになるのだ。


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