―――「東京タラレバ娘」1巻より
辛辣な描写だが、30歳を超えると
それまでにがんばっていたかどうかで
「できる人」と「できない人」が明確に分かれてくる。
やればできる、と思いながら何もやってこなかった人は
いざやろうとしたとき何もできない自分に気づく。
それに気づくのが怖くて何も挑戦しない人もいる。
できなくて当たり前だった新人・若手時代にチャレンジを渋り、
できることしか手を出してこなかったために
昔に身に付けたスキルしか使えない人材になる。
時代や環境が変わり、そのスキルが陳腐化すると
どんどん活躍できる場所が減ってお荷物になる。
仕事は少ない方がいい、誰かがやってくれる方が楽だ、と思うかもしれないが、
誰にも必要とされない社内ニートは本当に惨めだ。
自信がないことも引き受けていく覚悟が
自分を成長させ、周囲の信頼を得る。