企業の改革の妨げになると言われる
「CRAP（クラップ）」の排除について触れておきたい。
＜＜中略＞＞
Ｃ：コンセンサス（合意）
Ｒ：リスク回避の姿勢
Ａ：アナリシス（分析）
Ｐ：プロセス（過程）
この４点を排除すべきだというのである。すなわち、
「コンセンサスの形成を持つな」
「リスク回避の方針は捨てよ」
「アナリシスから脱却すべし」
「プロセスではなく結果を重視せよ」
となろうか。
――――――成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか
チャレンジや改革の逆風となるのは
「責任の所在への不安」と「失敗への恐れ」だろう。
発起人に責任を取らせようとする空気が提案をする意欲を奪い、
失敗を責め立てる風潮がチャレンジを阻む。
責任を分散させるために大勢の合意を求め、
失敗を恐れすぎて情報の分析に過剰な時間をかけ、
業務の進め方に対して外野から文句が飛んだりするが、
実はそのフットワークの悪さが
成功率を下げているだけだったりする。
失敗を見越したチャレンジを歓迎する土壌と
責任を引き継いでくれる上司がいれば
どこの会社でも多くの改革が生まれるだろう。
