プチメタ3.0

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振動で充電できるバッテリーがイマイチだった



1年ほど前に「AMPY」という
人間の動作による振動で充電するバッテリーを買った。

カバンの中に入れておくだけでバッテリーが満タンになってくれたら
どれだけ便利だろうと期待していたが、
残念ながらいろいろな問題点で実用に耐えなかった。

それなりの運動でないと充電されない

歩行程度の振動でも充電可能という触れ込みだったが、
実際には結構な運動が必要だった。
結局、発電というのはモーターを回して電気を起こす原理と同じなので
磁石とコイルを近づけたり離したりする必要がある。

形状や重心移動の感触から想像するに、
縦になったコイルの中を
棒状の磁石が上下にスライドしているようだ。
上下する筒の底にはスプリングが仕込んであって
何もしなければ磁石は一番上に押し上げられている。

AMPYが上下に動くと重い磁石はスプリングを潰しながら下に移動し、
荷重が抜けるとスプリングの力でまた押し上げられる。
この仕組みが2つ分、内蔵されている。

磁石の重さとスプリングの強さのバランスだろうが、
歩行程度の振動では中の磁石がほとんど動かないのだ。
走ったりジャンプしたりして初めて磁石が上下する。
これでは通勤や徒歩移動のときには役に立たない。

重い

振動で内部部品が移動するには重みが必須だが、
携帯しやすさや運動には障害となる。

磁力の影響が気になる

発電の仕組み上、磁石の内蔵は必須だが、
カバンの中にはスマホやクレジットカードなどがあるため、
磁力の影響で問題が出るのは困る。

実際に問題が起きたわけではないのだが、
AMPYは金属の壁に張り付けるほど磁力が強いので
これを財布などの近くに入れておくのはかなり怖い。

まとめ

嬉々として手に入れたのに役立たなかったため、
レビューを書く気力が湧くまで時間がかかってしまった。

現代人にとってモバイルバッテリーは必携のアイテムだが、
充電する手間さえなくなればもっと快適になるはず。
低コスト・低労力で発電できるアイテムが
早く登場することを期待したい。

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