先日書いた「先延ばしにしても面倒になるだけなのに
なぜさっさと行動しないのか」について、解けた気がする。
まったく無関係なスレッドを眺めていたらこんな一文があったのだ。
「結論を先延ばしにしたい。
先延ばしにしていれば、現状は維持できる。
現状維持している間に事態が変わってくれないかと思っている」
いつまで経っても動かない人の感情は
まさにこれじゃないか、と思った。というか確信した。
普通の人は「待っていても何も変わらない」とわかっているが、
当人はこれまでの人生で「助けられ慣れ」してしまって
自分で行動して解決した経験がほとんどない。
転んでもいつも周りが抱き起こしてくれたもんだから
今回も地面に転んだまま、ただ待ってるのだ。
「早く自分で立ち上がった方がいいよ」と言われても
このまま寝ていれば誰かが起こしてくれるかもしれないと思って。
こうなった原因は本人が貧弱なせいかもしれないし、
周囲の過保護かもしれない。
「こういう場合は自分で立ち上がるんだよ」と
鍛えてあげる方が手間がかかるので
周囲が面倒がって今まで起こしてくれたのかもしれない。
で、気が付いたらもう周りに誰もいないのだ。
自分で立ち上がる力を持った友達は先に歩いていったし、
この歳で助け起こしてくれる他人はいない。
家族もいつまでも自分を支えてくれるわけではない。
それすらもわからないか、薄々感じながらも
現状維持している間に
事態が変わってくれないかと思っているんだろう。
いつか誰かが、とただ待っているシンデレラなんだ。