レビューのポイントは未体験の者に興味を抱かせることと、
体験済みの者に納得させられることだと思う。
自分が体験していない作品であってもレビューを読む価値はあるし、
すでに知っている作品であってもレビューを読む意味はある。
いいレビューはそこから筆者の鋭い観察眼を感じられるし、
自分が気づかなかった点を理解させられるのも気持ちいい。
ネットが広がって非常に嬉しいことのひとつが
個人のレビューが簡単に読めるようになったことだ。
そして簡単にレビューを公開できるようになったことで
ますますいろんな作品を体験したくなった。
ほとんどの人が最初に執筆するレビューが読書感想文なのだが、
宿題ということで嫌がられるばかりなのが惜しい。
もっと書き方や興味の持たせ方を指南してもらっていれば
小学生であってももっといい感想文が書けるようになるのに。
決められた分量を書くことだけを目的にした読書感想文に意味はない。
もちろん感想文のために読書を強いるなど、もってのほかだ。