プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


旅行嫌いの私がハワイで初経験しまくった話<その2>



その1からのつづき

実弾射撃に挑戦

昼食を終え、念願だった実弾射撃に行ってみた。
買い物も観光も興味がない私に
「ハワイで何かやりたいことない?」と聞かれて
「じゃあ銃が撃ってみたい」と予定に入れたのだ。

行った店は日本語ペラペラのおばさんが対応してくれたし、
実際に撃つ前に構えや操作に関して丁寧に教えてくれたので
ずいぶんと安心できた。
妻は22口径の銃3丁を撃つコース、
私はそれに加えて大口径のハンドガンを撃つコースを選択。

目の保護のためにゴーグルをはめ、
耳の保護のためにイヤープロテクターを装着。
テレビでもよく見かける光景だが、
耳全体を覆うイヤープロテクターは
本当に周囲の音がシーンと聞こえなくなって驚いた。
妻ともジェスチャーで会話するのみ。

そこから室内射撃場へ。これもよく見る雰囲気の部屋。
銃は銃口が手前に向かないよう、
すべて左右からワイヤーが取り付けられていた。
正面に撃つ分には支障がないし、
こういった配慮がされている店は安心。

部屋に入ってすぐスタッフから「どうぞ」とジェスチャーされ、
「えぇ、もう撃っていいの?」と心構えの時間すらなかった。

銃は実際に持つと、かなり重い。
1キロ前後のはずだが、こんなに重いのかというぐらいに感じる。

最初は22口径リボルバー。
ドットサイトまで付いており、初心者でも狙いは相当に付けやすい。
両手持ちで構え、引き金を引くと「パァン!」と
イヤープロテクター越しでも聞こえる銃声。室内だから余計に響く。
反動はほぼない。銃の重さと音に驚くぐらい。でも緊張する。

撃ち終わるとスタッフがレバーを押し、
15メートルほど先にあった紙製の的が手元にやってくる。




(画像は的の穴の開いた部分に後から見やすく赤を入れたもの)

そのときはそこまで確認する余裕がなかったが、
後からWebサイト上の情報と照らし合わせるとおそらくSmith&Wesson M617。
撃つ前に毎回撃鉄を起こすシングルアクションを指示されているので
引き金を引く前に少し心構えができる。

次は22口径セミオート拳銃(Sturm Ruger 22/45らしい)。
撃鉄を起こす動作は必要なく、引き金を引くだけ。
せっかくなので精一杯、的の中心を狙う。ドットサイト付き。

最初の指導の時は片目をつぶって狙うように言われたが、
エアガンで両目を開けたまま撃つことに慣れていたし、
片目をつぶって視界が狭くなるのが逆に怖いので両目で見る。




2丁目なので少し余裕が出てきて、かなり中心に寄った。

次が22口径ライフル。スコープのおかげで的がかなり大きく見えるし、
ストックが付いているのでしっかり保持できる。




めちゃめちゃ中央に寄る。というか外す気がしない。
台に肘をついて狙えるので、これは相当に精度が稼げた。




的の真ん中がボロボロ。同じ距離、同じ弾と思えないぐらいに。
ハンドガンがいかに近距離でしか使えないかを痛感した。

妻はここで終了。私は引き続き、口径の大きいハンドガンへ。

いよいよ4丁目。ベレッタ92FS。
映画やゲームで見た大好きな銃なので、握った瞬間に感激した。
口径は9ミリ。セミオート拳銃。

と、これが驚きの反動。こんなに?というほどに衝撃が。
口径が少し違うだけなのにこの違い。
ドットサイトもスコープもないので、
照門と照星をきちんと合わせて撃つ。




正直、映画やゲームであれだけ連射するなら
相当に手首を鍛えていないと厳しいと思った。
とにかく9ミリ弾の反動に衝撃。

次に357マグナム。Smith&Wesson M686。
リボルバーでブローバックしないからか、
さっきのベレッタに比べると驚くほど反動が少ない。
ただし、撃鉄を起こす力が結構いる。
その分、引き金はかなり軽い。少し触るだけで発射される。

リボルバーなので6発かと思ったが、
もう一回引き金を引くとまだ撃てた。7発仕様だった様子。
リボルバーは撃ち終わったかどうかわからないのが辛い。




妙に左に寄ったが、集弾率はまあまあ。

ラスト。45口径セミオート拳銃。GLOCK21。
そのときはグロックとすぐにわからなかったが、
引き金を引こうとしたときにトリガーセーフティに気づいた。
引き金の真ん中にもうひとつ小さな引き金が出ている。




撃った中では一番口径が大きいはずだが、
ベレッタのときに比べるとそれほど感じなかった。
グロックはあまり好きな形ではないが、撃ってみると確かに優秀な感触。

すべて終わったときに、
「記念に薬莢が欲しい」とスタッフに告げると
「どうぞ拾ってくれ」と言われる。
もう薬莢なんて死ぬほど落ちてるから
卵の殻ぐらいのイメージなのだろう。妻と二人でがんがん拾う。

実際に薬莢で比較してみると口径によって全然違う。



左から、
22口径(=0.22インチ=5.56ミリ)、
9ミリ、
45口径(=11.4ミリ)。




22口径だと指でつかんでも「小さい」という印象しかなく
これでどの程度、銃として役立つのか不安になるほど。




それに対して45口径は驚くほど大きい。
これなら1発当たっただけで戦闘意欲がなくなるだろう。

実際、紙の的を見てみても、




22口径は6ミリBB弾のエアガンで撃ったような印象。




それに対して45口径は
穴の大きさもさることながら、穴からひび割れる大きさが違う。
近い穴は完全につながってしまう。すごい迫力。

妻は22口径でも十分だったと言っていたし、
実際、私もベレッタは一般の女性には厳しいと思う。
しかし、実弾を撃つという迫力はこれはこれで面白かった。
銃の危険度は改めてわかったし、
日本で銃が禁止されていてよかったと思う。

また、ハワイは暖かく薄着で行くことが多いだろうが、
室内射撃場ではすぐ右側がパーティションで区切られているので
注意しないと自分で撃った薬莢が跳ね返ってきて素肌に当たる。
女性がキャミソール姿で行こうものなら
胸元から薬莢が入って火傷する可能性があると思う。

銃のことには集中しているだろうが、
意外と薬莢のことまで気が回らなかったりするので
そのあたりは心構えしておいた方がよさそうだ。

ホテルのルームサービスで朝食

ハワイ2日目。

今日は旅行会社の関係でルームサービスが
朝食として用意されている。

朝、部屋がノックされてボーイ登場。
部屋ではなくベランダで食事することを伝えると
またたく間にセッティングが進んでいく。

わざわざトースターまで部屋に持ってきて
その場でパンをセットしていく。




記念に写真まで。

結果的にこのモーニングは大正解で
涼しい風の中、食べ物も飲み物もたっぷりあるので
かなり満足し、4泊中に3回も頼むことになった。

ヘリコプターでの遊覧飛行

この日はヘリに乗るツアーに申し込んでいた。
飛行機とはまた違う挙動のはずなので
ヘリにはいつか乗りたいと思っていた。

夜景を眺める方がおしゃれなイメージだが、
ヘリ自体の感触を楽しみ、オアフ島の景色をしっかり観るには
昼間の方が絶対にいいはず、と今回は朝から早々と飛ぶ予定に。

ホテル前に車が迎えに来るが、運転手は英語のみ。
車に乗ると先に乗っていた女性2人も英語のみ。
この客がよく運転手としゃべる。
しっかり聞くと端々の単語がわかるので
だいたい何のことについて話しているかぐらいはわかるが
とっさに英語で会話に参加できない自分が不甲斐ない。

運転手が無線で事務所に呼びかけても反応がないことに対して
「コーヒーブレイクかもね」みたいな
粋なツッコミを入れているのが羨ましかった。

さらに父親と息子の2人連れが同乗。こちらも英語のみ。
結果、我々を含めて6人でヘリに乗ることに。

最初に体重を量られる。
重量バランスによって座席の位置が決められるらしく、
最後にそれぞれ席番が伝えられる。

さらにシートベルトを含め、
「乗る前の注意」的なビデオを観るがこれも英語。
観る直前に
「ビデオには2種類ヘリが登場するけど
 これから乗るのは○○だからね」
と英語で告げられる。何もかも英語。必死で聞き取る。

ビデオの内容もなんとか理解したのだが、
実はこの後、ちゃんと日本語バージョンも流してくれたのだ。
しかしそのときにはもう内容を把握してしまっていた。




さて、いよいよヘリの場所まで。
操縦席を含めて前3席、後ろ4席の計7シートタイプ。
実際に見るとかなり幅が大きく見える。




乗り込んだあと、ビデオの通りにシートベルトを付ける。
さらに耳の保護のためのイヤープロテクターを付けるが、
機内にいる者同士で会話するために
マイクでしゃべるとその声が聞こえるようになっている。




パイロットも乗ってくるが、この人も英語のみ。
エンジンをかけ、プロペラが回りだすと軽く振動する。
ヘリは飛行機に比べて地面が近いし、窓も大きいので
いかにも「これから飛ぶぞ」という気になる。

全員が揃い、準備が完了すると一気にテイクオフ。
ヘリは機構上、かなり傾くイメージがあるが
観光用ということからか、かなり丁寧に飛んでくれる。




窓から外を見ると、一気に海。




左方向には宿泊しているホテルも含めてワイキキ周辺の街並み。
見晴らしは最高。やはり昼間のプランにしてよかった。

この後、オアフ島の3分の1の範囲をぐるっと30分ほど飛んでくれる。
その都度、パイロットが英語で説明してくれるので
よーく聞いているとダイアモンドヘッドの名前の由来や
天国の海、有名な灯台の紹介などをしてくれているのがわかる。

ちなみに、半時計周りに周回する関係で
ヘリの進行方向に対して左側に観光スポットが来るのだが、
右側に座っている私たちにも見えるよう、
説明が終わったら反転してくれる。




そのときのクイックターンの傾きがすごい。
水平から45度近く傾いている気がする。

妻も上空から写真を撮りまくっていたが
パールハーバーあたりですでに気分が悪くなっていたらしく、
それ以降の写真がほとんどなかった。

着陸後、またホテルまで送ってくれそうな雰囲気だったのだが、
ホテルからまたバスでショッピングセンターまで行く予定だったので、
「Where is destination?
 I want to go Alamoana Shopping Center」
みたいなことを言ったら伝わったようで、
帰り際に直接、ショッピングセンターの前で
降ろしてもらうことに成功。

このあたりから、適当な英語であっても
とりあえず言ってしまえば伝わる、という自信が出てきた。

アラモアナセンターで買い物

「アラモアナセンター」は日本でいうイオンみたいなもので
いろいろな店が収まっているショッピングセンター。
妻が買い物目当てに行きたがった場所だが、
着いた早々、ブックオフまであるのが驚いた。
日本のマンガがズラズラと置いてあったり。

ちょうどお腹も減ってきた頃なので、たまたま見つけた
「チーズバーガーファクトリー」というファーストフード店に入る。




いかにもな感じの外国人がレジにいたが、
「Cheeseburger COMBO,Please」
「Drink?」
「Coke」
「***?」(どういう英語か忘れたが『ほかには?』と言われた)
「Only!」
みたいなやり取りでなんとか通じる。




無事、買える。

さっきの運転手との会話もそうだが、
文法的に多少、間違ってようが
とりあえず自分の希望さえちゃんと発言すれば
何を言っているのかは伝わるので問題なさそうだ。

ここのポテトはマクドナルドのものに似ていてカリカリでおいしかった。
ハンバーガーもやや大きめで良さそうなのだが
私の嫌いなマヨネーズ系のソースがかかっていたので妻にあげることに。

この旅行ではもう何年も前に買った靴を履いていて、
長い時間歩いていると踵のダメージが蓄積してくるので
ついでに靴も買ってしまおうという話になった。

ハワイは気候が暖かく、売ってる靴の大半が
サンダルかクロックスだったりするのだが、
なんとか良さそうな店を見つけて中に入る。

いい靴を見つけるもアメリカ式のサイズ表記がよくわからないので
勇気を出して気に入った靴を持って
「Can I try 27 centimeter?」と店員に言ってみたら通じた。
「Can I try~」は確か中学の英語で習ったのだ。

試しに履いてみると結構キチキチだったので
「More large?」と言ってひとつ大きいのを出してもらう。

これで無事に買えた上、お釣りを5ドル札ではなく
1ドル札5枚で受け取ることに成功。
ホテルでのチップ払いの関係で1ドル札を切らしていたのだ。

ここでのやり取りも特に困ることなく意思疎通ができたため
徐々に英語でしゃべることに慣れてくる。
直前に必要になりそうな単語と表現を少し考えておけば
動揺せずに済むし、変に恥ずかしがらず
ハッキリした声で話せば、ちゃんと相手が聞き取ってくれる。

その3へつづく

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