貧乏父さんはよく「投資は危険だ」と言っていた。
金持ち父さんはよく
「危険なのはファイナンシャル教育を受けていないことだ」
と言っていた。
―――「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」より
経済、会計、投資について
勉強すればするほど上記の言葉が身に染みるが、
投資の必要性を理解させるのは非常に難しい。
ある瞬間に「自分と同じように投資をした方がいい」と
投資に否定的な人に言っても
「儲かるかどうか結果を見ないと信用できない」と言われるだろう。
そして実際にいくらかの時間をかけて投資を成功させたあと、
「投資が有効だとわかっただろう。さあ始めよう」と言うと
今度は「あのときとは状況が変わってる。今は危ないかも」と言われる。
投資家は「今、投資しないこと」をリスクと考え、
そうでない人は「投資すること」をリスクと考える。
この溝が埋まらないため、非投資家は動かないのだ。
そこで、
「投資するかどうかは後で決めたらいいけど、
とりあえず経済と投資について勉強すると得する機会が増えるよ」
と言うことから始めるのはどうだろう。
実際に勉強を始めたなら自然と投資の効果は理解できるし、
これで動き出さない人は結局、行動力が足らずに投資で失敗するからだ。