「カード優遇社会に違和感」のバカらしさ。
カードが優遇されているのではなく、
もはや現金が冷遇されているのだ。
店側からすれば客のクレジット情報は身分証明になるとともに
追加の費用や弁償費の請求ができるが、
現金だとその代わりの保証金を預かっておくしかなくなる。
釣銭のための両替や金銭のやり取りにかかる手間、
現金を保管しておかなければならないリスクなど
いろいろな面でカードよりも面倒くさい。
「着替えの間にカードをスキミングされた」という話も、
カードだから補償されて実害がなかったわけで、
現金ならそのまま抜かれて終わりだ。
「カードは金を使った気がせず使い過ぎてしまう」なんてのは
「振り込みだともらった気がしないから
給料は手渡しがいい」と同じぐらいナンセンスな感覚と言える。
どう考えてもカードの方がメリットが多いわけで、
現金派を貫くなら不自由を織り込むしかないだろう。