アニメ「3月のライオン」の第2シーズンにおいて
第4話(通算では第26話)あたりから描かれる
いじめのエピソードが非常に辛い。
原作マンガでもたいがいキツい内容だったが、
動きと声が加わるアニメだと
いじめ独特のドロドロ感が強調される。
ターゲットになっているヒロインは決して弱いキャラクターではなく、
むしろできる限りの行動を見せるし、
学校に通い続ける根性を持っているのだが、
孤立した立場で頼れる味方がいないために
どれだけ踏ん張っても状況が一向に改善しない歯がゆさを感じる。
第13話(通算では第35話)あたりで一応の解決を迎えるが、
現実世界ではこの結末が永遠に訪れないのだから
それはそれは辛い世界だろう。
「いじめられる方にも原因があるのでは」
「『やめて』と言い返せばいいのに」
などと、いじめられっ子を批判する人は
ぜひこのエピソードを観て欲しい。