ヤン・シュヴァンクマイエルというチェコスロバキアの監督が作った
「FOOD」という短編フィルムが大好きで、
特に「BREAKFAST」のセンスは最高だと思う。
妙な映画ばかりを集めていた
昔の教え子に紹介してもらった作品なのだが、
初めて観たときには衝撃を受けた。
もちろんDVDをすぐさま買った。
なぜか部分的にストップモーションで表現された動きと
唐突に粘土細工の人間にすり替わる強引さ、
妙な人間臭さを感じる嫌な仕草が面白すぎる。
いちいちメガネをかける流れを作ったり、
食べ終わったあとに必ず鼻を拭く様子がたまらない。
不快感を感じる場面がわざと用意されているわけだが、
この作品を観るとそういった感覚は
万国共通なのだなぁ、ということがよくわかる。
この作品はもっともっと話題になって欲しい。