プチメタ3.0

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災害に経済効果はあるのか


豪雨に地震、台風と今年はやたらと大きな災害が多いが、
そんなときにふと疑問に思うのが、
災害に経済効果があるのかどうかだ。


経済成長に消費は必須だが、
今は経済的不安が広がっていて個人も企業も貯め込むばかり。
となると、強制的に消費させる状況があれば
経済効果につながるのではないだろうか。


たとえばスマートフォンを落として画面が割れたら
個人としてはかなりショックだし、
修理のためにかかる費用は損失になるが、
マクロな視点で見れば
その出費は誰かの儲けにつながり、GDPを押し上げる。


災害はさまざまな不幸や不便をもたらし、
人々や企業の稼ぐ力を弱体化させてしまう。
これはもちろん一時的には経済損失となるが、
十分な経済力があれば直ちに回復させようとするはずだ。
そういった元の生活を取り戻すために
資金を投じざるを得ない側面に注目したい。


家を直し、車を買い直し、施設を修復する。
個人の貯金や企業が内部留保していた資金、
場合によっては寄付や税金が投入され、
いずれにしても予定外の出費が強制される。
これによって新たな利益や需要が生まれているのではないか。


時価100万円の車が100台壊れたら「被害額1億円」と言えるが、
その後、それぞれの持ち主が200万円の新車を買い直したら
「経済効果2億円」とも言えるのではないか。
マイナスだけを積算した値ではなく、
副作用で生まれたプラス面も合わせて考えてみたい。






この件についていろいろと調べてみたが
上記の資料ぐらいしか見つからなかった。


災害が生む経済効果については
人の不幸を歓迎するような倫理的な問題が絡むので
表立って議論しにくいところだが、
長期的な視点で災害が経済にどう影響しているのかを知りたい。

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