もはやFacebookは中高年のオジサンだらけで
若者はTwitterやInstagramを中心に使っているとよく聞くが、
私としては学生や若い社会人にこそFacebookをオススメしたい。
私自身が2011年からFacebookを使い続けており、
自分が成長する上で一番有益だと感じているSNSだからだ。
これはSNSごとの方向性の違いによるものが大きい。
Twitter:不特定多数向けの情報発信
匿名で不特定多数の人に向けた情報ばかりなので
さまざまなネタや話題はあふれているが、
愚痴や独り言のような情報価値の低いノイズが多すぎる。
Instagram:不特定多数向けの写真自慢
綺麗でオシャレな写真は多いが、ひとつひとつの情報密度は低く、
雑誌をパラパラとめくる程度の感覚で楽しむためのSNS。
一部のインスタグラマーを除き、誰が発信しているか意識されない。
LINE:特定少数向けの連絡
即時性と既読マークのおかげで知人間で連絡を取り合うには便利だが、
コミュニティ外の情報が入ってくることがない。
グループ内の人数が増えるほど情報が整理しにくくなるし、
かといって新しい人脈が生まれる可能性も低い。
Facebook:特定多数向けの情報発信
基本的には知り合い同士でつながるSNSだが、
知人を通して新たな人の情報発信を知る機会が多い。
実名なので中身のある投稿が多く、
新しい投稿がいちいち通知されないので
たくさんの情報から拾い読みするのに向いている。
真面目な投稿が多いので書き込むのに勇気がいるとか、
特定の人に見られるとマズイとかいう意見があるが、
公私を問わない投稿が許される空気ができあがっているし、
投稿ごとに公開範囲を変えられる点など
ちゃんとコントロールすればかなり融通が利く。
他人のアンテナに引っかかった事柄がシェアされるなど
自分だけでは限界がある広い範囲の情報が手に入るし、
存在感の大きい新たな人物を知ることができる。
それまで学校関係の世界が中心だった若い人にこそ
優良な情報集めと人脈作りという意味で
Facebookを活用して欲しいと思う。