プチメタ3.0

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GPSで現在地がわかる仕組み

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スマートフォンやカーナビで現在地を表示するために
GPSという衛星を使った技術が使われていることは知られているが、
なんとなく自分の位置情報が
宇宙衛星から送られてきているイメージを持ってしまう人が多い。


しかし、宇宙衛星がGPS端末とデータを直接やり取りすると
世界中にある何億もの台数に対応できるはずがない。



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そこで衛星側が「衛星の位置と時刻」の情報を一方的に周囲に発信し、
GPSを搭載した各端末がそれを受信しているだけなのだ。
これなら受信側の台数がいくら増えようが問題がない。



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受信した時刻情報とGPS端末の時刻を比較すれば
電波が届くまでにどれぐらいの時間がかかったのかがわかるので、
電波速度と合わせて計算すれば衛星からの距離がわかる。



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つまり、GPS端末は衛星から一定距離を空けた
円周上のどこかにいることがわかる。



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同様に位置の異なる3機の衛星情報を使えば
それぞれの円周が重なる部分にGPS端末がいることがわかる。
ただ、GPS端末側の時刻がそれほど正確ではないので
実際には4つの衛星を使って必要な情報を算出している。

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