プチメタ3.0

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学生の3分の1以上が数百万の借金をしている異常な現実


高校を出たばかりの若者が
数百万円の借金をして高級車を買おうとすれば、
「金を貯めてからにしろ」だとか
「数百万という値段の意味がわかっているのか」だとか言って
周囲の人間は全力で止めるだろう。


しかし、なぜか学費のための奨学金となると
その数百万の借金が平気で受け入れられてしまう。




貸与型奨学金を提供する代表的な団体である日本学生支援機構が
サイト上で公開している資料によると
無利子の第1種でも約240万円
利子の発生する第2種は340万円ほども借りられている。




奨学金を借りている学生は年々増えており、
学校によっては在校生の半分以上が奨学生だったりする。


「奨学金」という言葉でマイルドに表現されているが、
返済義務がある以上、間違いなく借金であり、
しかもその名義は学生本人だ。
返済が滞れば個人情報信用機関のブラックリストに登録され、
クレジットカードやローンの契約ができなくなってしまう。


公式サイトに掲載されている返済パターンを見ると、
毎月の給料から返済していく生活が卒業後15年も続く
借金を完済できるのは30代半ばだ。


在学期間が1年長くなるごとに
100万円規模で借金が増えていくのだが、
学校に長期間通ったからといって
そのコストを回収できるだけの職に就けるとは限らない。


これほど責任の重い決断を
大学や専門学校に入学する前の高校生に背負わせているのだ。
多くの若者がその重みを理解できないまま
非常に気軽に奨学金に手を出してしまっている。


本当に奨学金を借りるしか手がないのか、
数百万という借金がどれほど大きいものなのか、
学生たちはもう一度振り返ってみて欲しい。



mclover.hateblo.jp

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