「バカと言う方がバカ」という言葉があるが、
この理屈をきちんと整理してみよう。
「バカと言う方がバカ」を定理とするなら
バカと言われる方(以下P)のバカ具合を「x」、
バカと言う方(以下Q)のバカ具合は「x+α」と表すことができ、
「x < x+α」の式が成り立つ。
バカと言われたPはバカではない可能性があるので
xには0が入ることもあるが、
バカと言ったQのバカ具合はPより必ず高いはずなので
αには0より大きな値が入る。
つまり誰かにバカと言った時点で少なからずバカになる。
αが大きくなればなるほどx+αの値も大きくなるが、
「バカな子ほどかわいい」と言われるように、
2つの値の和に比例してQはかわいくなる。
また、「バカと煙は高いところが好き」とも言われるため、
Qは高いところを好むはずだが、
高度とバカ具合が比例するという理論は見つかっていないため、
αの値が大きいからといってより高い場所を目指すとは限らない。
あくまで総じて高い場所を好むということだ。
「バカは風邪ひかない」という定理を考えると
風邪に対しては強力な耐性を発揮するが、
反面、「バカにつける薬はない」ので
外傷には人一倍注意しなければならない。
この特殊な体質については
「バカは死ななきゃ治らない」関係で、
生涯付き合っていく必要がある。
さらに、「バカとハサミは使いよう」なので
彼らは何かしら有益な成果を出すこともできるが、
「バカのひとつ覚え」の言葉通り、
限定された能力しか身につけることができないのが難点。
上記の理由から
「他人にバカと言う人は、かわいくて風邪もひかない」
という理論が導き出せる。
これについてさらに深く調べた結果を報告したいところだが、
「バカも休み休み言え」との助言を受け、
ここで筆を置くことにする。