映画、ドラマ、アニメ、マンガ、書籍と
何かのコンテンツを味わうたびに
備忘録を兼ねて必ずレビューを書くようにしているが、
その中で一番多いのが映像作品だ。
すでに2500本を上回る数になっていて、
その中で他の人にもぜひ観て欲しいレベルの傑作は
5つ星のマークを付けるようにしている。
私にとって5つ星とは「文句の付けようがない名作」で
「DVDやBlu-rayを買って手元に置いておきたいレベル」を指し、
「何かオススメの映画ありますか?」と聞かれたら
とりあえずこのカテゴリーをざっと見返して
相手が好みそうなものを何本か挙げるのだ。
ただ、新たに5つ星を付けるか悩むときに
「あの傑作と同じレベルと言えるかどうか」という判断になるので
たくさんの作品を観れば観るほど
5つ星を付ける基準が上がっていく。
その結果、十分に楽しめた作品であっても
どこかに少し不満があれば
やむなく5つ星を付けないことになるのだ。
映画だと15本観て5つ星が1本あるかどうかぐらいだ。
(ドラマやアニメはイマイチだと思った段階で観るのをやめるが、
映画については必ず最後まで観てレビューを書く)
そうなると、惜しくも5つ星は付けなかったものの
観て損はないデキだった、というものと
本当につまらなかった作品との区別がつかなくなる。
あとから自分のレビューを振り返ったときに
「これ面白かったはずだけど5つ星にしてないなぁ」と
当時の満足度とのズレを感じることもあった。
しかし、これまで5つ星にした作品と比べると
やはりどこか改善点が残るのも事実なのだ。
そこで4つ星マークを新たに作ることにした。
5段階評価のAmazonレビューは私もよく見るが、
1つ星~3つ星というのは
結局のところ「あまり人に薦められないレベル」であり、
2つ星と3つ星のどちらなのかを厳しく区別する必要はない。
「レビュアーが満足している」と感じるのは
やはり4つ星以上なわけで、
私のレビューにもこれを採用することにした。
4つ星とは、「観て損はないレベル」であり、
「もう一度観てもいい良作」であり、
「それなりの満足度を感じられる作品」だ。
そういった作品に対して私が使いそうな表現をワード検索し、
ひとつひとつのレビューを読みながら
数百件の作品に4つ星マークを付けてみた。
多少見落としがあるかもしれないが、おおよそ完了した。
5つ星が90点以上の作品なら
4つ星は75点以上の作品と言える。
中には傑作に認定する人もいるだろうが、
私にとって4つ星は5つ星よりほんの少し劣る。
この4つ星カテゴリを用意することで圧倒的に気が楽になった。
「割と面白かったな」と思えば気軽に4つ星マークを付け、
まったく満足できなかった作品と区別できるようにする。
暇だから何か映画を観たいけど
ハズレを引いて不満を感じるのは嫌だ、というときに
観返す作品の候補としても使うことができる。