プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、資産運用や英語学習、自己成長に関することなど。


思い出の時代にタイムトラベルしても何もできない気がする


もしタイムトラベルが可能なら
愛犬が元気だった中学か高校の頃に行って
あの頃以上にめちゃくちゃに遊んでやりたいと思っている。
社会人になった今なら知っていることもできることも増えたし、
たくさんの幸せを味わわせてあげられそうだ。


しかし、いろいろとリアルに考えてみると
いざ1990年代の世界に行っても
今の自分はほとんど何もできないんじゃないかと思い始めた。

現金が使えない

現在流通している紙幣(E券)が発行されたのは2004年なので、
店で使おうにも偽札扱いされてしまう。
タイムトラベルの準備を万全に行えたとしても
旧札をそろえるのはなかなかに苦労するだろう。
100円玉までの硬貨ならなんとか使えるが、
500円玉は2000年に発行されたものなので無理だ。

スマホが使えない

今のスマホが利用している4Gの電波網は
2012年にサービスが開始されたものなので、
スマートフォンは過去の時代に行った瞬間に圏外になる。

インターネットが使えない

インターネットが消費者向けに普及し始めたのは1990年後半だし、
定額制の常時接続サービスの開始は2000年前後だ。
当時はWi-Fiどころかネットカフェすらもないので
インターネットに頼ることはできない。

電子マネーが使えない

普段はキャッシュレス生活にどっぷりと浸かって
ほとんどの店でSuicaかPayPayで支払っているが、
電子マネーとしてのSuicaは2004年、
PayPayにいたっては2018年に開始されたものだ。

クレジットカードも使える保証がない

現在主流となっているICチップ搭載のクレジットカードは
1990年代半ばにやっと普及し始めたものだが、
磁気ストライプの方なら読み取れるかもしれない。
ただ、カードの有効期限は20年以上も余裕があるものの、
発行年月日以前の日付でも利用することができるかは不明だ。

現金が下ろせない

今メインとして使っている銀行口座は
私が社会人になってから開設したものなので、
ATMに行って1990年当時の現金を
下ろそうとしてもうまくいかないだろう。

実家に入れない

実家は私が20代の頃に建て替えられたので
1990年当時に住んでいた家の鍵はもう手元にない。
唯一の頼りどころである実家にも入ることができない。

親にも頼れない

「30年後の未来から来た息子だから
 家に入れて金を貸してくれ」と親に言っても
まず信じてもらえないだろう。
「顔を見ればわかってもらえるのでは」なんてのは幻想で、
今の私に「息子だ」と名乗る中年男性が現れても信じないのだから
当時の親も私のことを息子だと信じるはずがない。

現代人は過去の世界であまりに無力だ

現代人は20年以上前の時代では想像以上に無力だ。
スマホもないし、金もないし、行くところもない。


アニメやマンガでは気軽にタイムトラベルしているが、
いざ過去の世界に行けるようになったら
かなり入念な下準備や覚悟が必要なんじゃないだろうか。



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