プチメタ3.0

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自分が誰かバレたくないならSNSなんてしない方がいい


ネット上で顔や名前を出すのに抵抗がある人は少なくないが、
「顔や名前さえ隠せば身元もバレない」と勘違いしている人が多すぎる。


プライベートな情報を明かす勇気はないのに
自己顕示欲や承認欲求は強いという中途半端さが、
自分の正体を隠しきれないでいるのだ。


どうしても自分の身元を隠したいなら
以下のような投稿はすべきでない。

「○○歳になりました!」

今日が誕生日であることと年齢がバレるので、
学校の教員や会社の管理者など
生年月日を含めた情報を持っている人なら
ほぼ個人まで特定できる。


また、誕生日は他人に伝わりやすい情報なので
「誕生日おめでとう」と言われている様子を見れば
投稿者と本人が高い確率で結びつく。

「今日は面倒だからサボろうっと」

学校でも会社でも誰が休んでいるかは非常に見分けやすいので、
投稿したアカウントと欠席者は簡単に結びつく。


また、サボることへの抵抗感が低い人は定期的に欠席するので
それぞれの日付を照合すれば確実に誰か特定できる。

「寝坊して遅刻だー」

集合時間が決まっている組織において
遅刻する者は欠席者以上に限られるため、
わざわざ遅刻したことを投稿するのは
自分が誰かを明かしているのと変わらない。


また、遅刻という過失をSNSに投稿することで
「そんな暇があるならさっさと来い」
「遅刻を反省していないんじゃないか」
という余計な反感を買うことになる。

「今日のプレゼン緊張するー」

何かを発表する機会はどの組織でもあるが、
時間の関係で当日発表する者は限られるため、
少なくとも学年やクラス、部署などは判明する。


また、こういう人は発表したあとに
「緊張したけどなんとか発表できたー」
みたいなことを書き込むため、
その投稿時間からおおよそ発表者の推測がつく。

「年末年始は○○に帰省しますー」

帰省という言葉を使うことで
地元出身者でないことがわかり、
さらに実家の都道府県からおおよそ絞られる。


しかもご丁寧に地元のご当地土産を配ったりするので
投稿内容と本人が結びつく。

「○○に合格したぜ!」

検定試験や就職活動などに成功すると
嬉しくて思わず投稿する人が多いが、
合格発表された日と合格者の情報に照らし合わせれば
誰の投稿なのかはかなり絞ることができる。

「人身事故で電車が遅れてるー」

各路線の遅延情報は世間に公開されているし、
トラブルが起こる場所も時間も限定されているので
どの電車や駅に居合わせたのかがかなり絞られる。


自宅の方向や帰宅した時間を知っているなら
アカウントの持ち主はおおよそ推測できてしまう。

「平日の休みはありがたい!」

普段、土日祝しか休みがない組織に属していて
創立記念日や何かの都合で
珍しくその日が休みになったことがわかるので、
学校や企業はかなり特定しやすくなる。

「祖父がなくなりました…」

身内の不幸は特別休暇が発生することもあって
周囲の人間にバレやすく、
どういう間柄の人が亡くなったかによって
ほとんど個人が特定できてしまう。

「○○についてのメールを送ってみた」

メールの送信相手がSNSを見ていれば
差出人とSNSのアカウントが簡単に結びつく。
他人が関わる行動についてSNS上で報告すれば
そのタイミングと内容で特定されやすいのは当然だ。

まとめ

今の時代、アウトプットする場や発信力は持っていた方がいいので
「SNSをやるな」とは言わないが、
少なくとも自分の正体がバレているという自覚を持って
投稿するよう心がけるべきだ。


何年か前の保護者懇談で、家庭内での会話が少ない割に
やたら学生の日常に詳しい母親が
「あたしあの子のTwitter見てるんでー」
と笑いながら話していたが、
世間に発信している以上、匿名であっても
それぐらいの意識が必要なのだ。



mclover.hateblo.jp

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