「テレビの砂嵐の画面」と聞くとこういう映像を想像するが、
最近のテレビで実際に見る機会はなくなった。
これは「スノーノイズ」と呼ばれる画面で
電波がスムーズに受信できないときなど
映像信号が途切れたときに見られたのだが、
いつの間にかスノーノイズではなく真っ青な画面になるようになった。
おそらくデジタル放送に移行した2010年あたりから
スノーノイズは姿を消したのではないだろうか。
普段は好んで見るような画面ではないのだが、
「映像が途切れた」ということを表現しやすいため、
ゲームや映画などの画面切り替えの演出として多用された。
しかし映像がデジタルデータで配信される昨今では
信号が弱まると映像が止まるかブロックノイズが出るだけなので、
スノーノイズによる表現は
そのうち意味が伝わらなくなる気がする。