プチメタ3.0

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めちゃくちゃ怪しい雰囲気の居酒屋に行ってみた

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先日、謎解きを目当てにで京都ブライトンホテルに訪れたが、
周辺に飲食店らしきものがほとんどなく、
ホテル内のレストランも満席でほとほと困った。



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Googleマップで検索しても1キロ圏内にはほとんど店がない。
唯一見つかったのが左端に見える「太郎」だった。


店名からして怪しすぎるが、他に選択肢がないこともあって
ちょっと様子を見に行くことにした。



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iPhoneに表示された地図を頼りに進むが、
まだ夜7時というのに女性1人では歩けない雰囲気。
古い住宅地といった感じで人通りは皆無だし、
本当にこんなところに店なんかあるのかと不安になる。


もしかしたらもう閉店した古い店舗情報が
Googleマップに残っていたのかもしれない。



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そう思いながら歩いていると、暗闇に光る「太郎」の文字。



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「こんな場所に本当にあったのか」と驚いたが、
どう見てもマンションだし、店らしきものがない。



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「OPEN」と掲げられた看板が置いてあるが、
どうにも住民用の地下駐輪場にしか思えないのだ。



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恐る恐る進んでいくと、まさかの店構えが目に入る。
住民しか立ち入らないようなマンションの地下、
しかもその奥の奥に太郎があった。



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この時点でも引き返そうか悩んでいたのだが、
本当に他に行く店がなかったため、
最後の勇気を振り絞って進んでいく。



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いよいよ太郎の目の前に行くと
アジアンゴシックを思わせるような装飾に。
なぜこんなにも怪しさ全開の雰囲気にするのか。
初代プレステの「クーロンズゲート」を思い出す。


「イマイチだったらすぐ出よう」と思いながら店内に入り、
まずは揚げ出し豆腐のような無難なメニューを頼んでみる。


と、これが悪くない味と量。
ソフトドリンクも280円でなみなみと入っているし、
注文してから出てくるまでが異様に早い。


刺身の盛り合わせはかなり満足できるクオリティだし、
コロッケや牛肉炒めのようにメニューには
いちいちキャベツの千切りまで添えられている。


780円の鶏雑炊を2人分頼んだら
鍋にたっぷり入った状態で出てきたので
「これはなかなかのボリュームだぞ」と小皿に取り分けてたら
同じ鍋がもうひとつ出てきて
「鍋ひとつで1人分だったの?」と驚いてしまった。


酒を飲まなかったとはいえ、
2人で限界ギリギリまで食べて6000円ちょっと。
実は太郎は非常に良心的な店で、
入るときの不安とは裏腹に大満足だった。


今度はもっと腹を空かせて訪れたい。

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