―――「のび太の恐竜(大長編ドラえもん1巻)」より
タイムマシンといえばドラえもんの代表的なひみつ道具だが、
外出先で長居したとしても、時間を行き来する機能を使って
出発時間直後に戻れば問題ない *1 という描写がたびたびある。
―――「無人島へ家出(ドラえもん14巻)」より
確かにタイムマシンで移動した者以外からは
不在だった時間はわずかに思えるだろうが、それは結果論であって
どの場所にいたとしても同じように時間が経過する以上、
元の世界にいる人たちは一旦、のび太たちが
長期間いなくなった状態を味わうのではないのか。
―――「のび太のなが~い家出(ドラえもん25巻)」より
のび太たちが別世界で過ごしていた時間の分だけ
家族は子供を失った辛い日々を味わい、
強烈な悲しみに打ちひしがれたはずなのだ。
たとえ最終的にその現実はなかったことになったとしても
一度、家族を傷つけてしまう問題が残るように思う。
このママの笑顔を純粋な気持ちで見れないのは私だけだろうか。
*1:本人たちだけ余分に歳を取ってしまう問題は残るが…