毎日欠かさずいろいろなレビューをブログに投稿しているが、
なかなか思うようにアクセス数が上がらなくて悩んでいた。
理屈的にはレビューを投稿すればするほど
ブログにアクセスされる可能性も高くなると見込んでいたが、
レビュー数が5000近くになっても1日のPVが100ほどしかないのだ。
(メインで更新している本ブログは2200記事で600PVほど)
Googleが提供する分析ツール「Search Console」で確認すると
除外(検索対象でない)に該当するページ数がやけに多い。
(メインブログの方は大部分が登録されている)
除外の内訳で大きな数を占める「検出 - インデックス未登録」とは
ページの存在はGoogleに認識されているが
まだデータ収集(クロール)を行っていない状態で、
これからサイト内の情報を集める予定のもの。
問題は「クロール済み - インデックス未登録」の方だ。
こちらはクロールを終えた上で除外と判断されてしまっており、
そのページを検索対象にするほどの価値がなかったということになる。
低く評価される理由はいろいろあるのだが、
いろいろと試行錯誤した結果、
「別のサイトと重複した情報が掲載されているからでは?」
という仮説にたどり着いた。
というのも、ブログへの流入経路が多い方が
アクセス数に結びつくだろうと思って、
ブログに書いたレビュー記事と同じ内容を
Amazonの商品レビューとしても投稿していたのだ。
Amazonには投稿者のプロフィールページがあるので
多くの人に私のレビューが目につけば
間接的にブログにも流れ込んでくるだろうと考えた。
結果、Amazon内のレビュアーランキングはぐんぐん上がったが、
ブログのアクセス数はほとんど変わらない上に
Search Consoleで確認できる除外ページは相変わらず多いため、
「重複したページがあるからでは」という疑いを持ったのだ。
Amazonは世界的に信頼度の高いサイトなので
個人のブログと同じ情報が載っていた場合、
信用されるのは当然Amazon側だ。
そうなると私のブログは
Amazonレビューを転載しているサイトになるため、
Googleは検索対象から外すという判断をする。
何らかの理由で内容の重複したページがある場合は
canonicalタグで転載元のサイトを示す必要があるが、
Amazonのサイト内をいじることはできない。
いくらがんばってブログを更新したところで
その都度Amazonに同じ内容を投稿していれば
私のブログはいつまでも転載サイト扱いだ。
そういう仮説を立て、
Amazonに投稿したレビューをすべて消すことにした。
数千件のレビューを投稿していた上に一斉に消すコマンドがなく、
ひとつひとつ選択して削除するしかなかった。何日もかかった。
(商品情報がなくなったレビューだけ削除しきれなかった)
これで情報が重複したページはなくなったわけだから、
あとはSearch Consoleを通して
ブログの各ページをクロールしてもらうよう要求していく。
ただしインデックス登録のリクエストは
1日10件ほどしか行えないよう制限されているため、
毎日少しずつ登録申請を行うしかない。
うまくいけば申請したページだけでなく、
そこからリンクしている別のページもクロールされる。
地道に作業し続けた結果、
各ページのGoogle登録状況は明らかに改善してきている。
やはりネット上で重複したページがあったことが
Googleから嫌われた理由なのだろう。
露出の機会が増えるだろうと
あちこちに同じ内容を投稿するのはむしろ逆効果で、
情報の掲載場所はひとつに絞った方がよさそうだ。