Disney+の無料キャンペーンが2ヶ月間手に入ったので
その間に100本ほどの映画を観まくった。
Disney+のオリジナル作品はシリーズものが多いのだが、
何話も続くドラマやアニメを観るのは大変なので
1本で完結する映画に絞ったのだが、
全体的に平均値が高くてハズレが少ない印象。
その中でも満足度が非常に高かった5本を選んでみた。
DVD化されているものもあるので他の手段でも観れたりするが、
Disney+を契約しているならぜひチェックした方がいい。
2分の1の魔法
エルフの兄弟が死んだ父を生き返らせようとしたら
下半身だけが復活してしまったという話。
インパクト重視のコメディかと思いきや
多彩な登場人物の活かし方がうまく、
没入感とスピード感が素晴らしい。
場面によって次々と主役が変わる構成で、
ピクサー作品の中でもかなり上位に食い込む1本。
ゾンビーズ
嫌われ者のゾンビが人間の高校に通い始め、
思い切り差別を受けながらも人間の少女と恋愛する話。
めちゃめちゃかわいいヒロインも魅力的だが、
随所で展開されるダンスが素晴らしく、
ミュージカル映画が苦手な人でも心奪われるレベル。
いろいろなジャンルを寄せ集めているのに
それらがうまく融合されている傑作。
イケてる私とサエない僕
映画オタクの冴えない主人公が
めちゃくちゃわがままで人気者の同級生の
ドキュメンタリーを撮影していく話。
周囲から見下されていた主人公が
スクールカーストの上位にいるヒロインと
親しくなっていくという王道の展開なのだが、
このタイプの作品には珍しく不愉快なキャラが少なく、
観ていてストレスがたまらないのが快適。
トーゴー
あらゆる輸送手段が使えない吹雪の中、
伝染病の血清を犬ぞりで取りに行く話。
犬ぞりで行って帰ってくるだけの筋書きなのだが、
回想シーンの使い方が非常にうまくて
単調さや中だるみを感じさせない構成になっている。
犬の演技が非常に素晴らしく、
そのがんばりや健気な様子が存分に味わえるので
「僕のワンダフル・ライフ」と同様、
犬好きならぜひ観た方がいい作品。
スカイ・ハイ
最強のスーパーヒーローを両親に持つ少年が
特殊能力を持つ子供が集まるヒーロー養成学校に入学する話。
「ハリー・ポッター」のスーパーヒーロー版といった世界観で、
「ヒーローたちはこうやって教育されてきたのか」という
説得力がいちいち素晴らしい。
X-MENやアベンジャーズなどを連想して爆笑できるし、
友情、ライバル、成長、恋愛、勧善懲悪、親子愛、学園ものと
いろいろな要素を綺麗に融合した傑作。
ちょっとした要素まで伏線に活かしている脚本も見事。
番外編:ティガームービー プーさんの贈りもの
「くまのプーさん」シリーズのひとつで
トラのぬいぐるみであるティガーが
自分の家族を探しに旅立つ話。
猪突猛進なティガーの言動が主軸になっており、
疎外感を感じて家族を探しに行くのだが、
プーたちのとぼけぶりとルーの優しさを
本当にうまく活かした筋書きに感動する。
シリーズをまったく知らない人は
1977年公開の長編1作目を先に観ておくと
各キャラクターの特徴が予習できるのでオススメ。