プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


ゲーム機のコントローラーの値段が30年で3倍以上になっている


ファミコン時代からゲームを遊んできたが、
ふと気がつくとコントローラーが
めちゃくちゃに高くなっている。


その値上がりぶりがあまりに強烈なので
PlayStationシリーズを例に
その価格の推移を洗い出してみた。


各時代で税率も物価も変わるが、
あくまでユーザーが支払う金額で比較できるよう
すべて当時の消費税率で計算した税込価格とした。


また、マイナーチェンジといえるものは一部省き、
限定版や特別モデルも除外して
一番標準的なもので比較することにした。

初代PlayStation(1994年~)

コントローラープレイステーション用 PS

PS標準コントローラー(SCPH-1080)2575円


初代PlayStationの一番最初に付属していたもので、
平べったいものが当たり前だったスーファミと比べて
2本脚の生えた奇妙な形はすごく違和感があった。



アナログコントローラー PS

アナログコントローラー(SCPH-1150)3150円


アナログスティックが付属し、
単に押しているかどうかだけでなく
スティックの傾き具合による微妙な入力が可能となった。


強弱の表現はできないものの振動機能もあり、
現在のコントローラーのスタイルが
このモデルでほぼ確立した。


当時のゲームユーザーは振動機能の必要性に疑問を感じたが、
いざ体験してみると没入感を何倍にもする効果があるとわかった。



アナログコントローラーDualShock PS

DUALSHOCK(SCPH-1200) 3465円


「デュアルショック」と名付けられたモデルで
その名前の通り、大きさの違うおもりを2つ内蔵して
振動の違いを表現できるようになっている。

PlayStation 2(2000年~)

アナログコントローラ(DUALSHOCK 2)

DUALSHOCK 2(SCPH-10010) 3675円(その後2940円に値下げ)


PlayStationコントローラーの最終形態を引き継ぎつつ、
ボタン自体も感圧式でアナログ入力が可能となった。
正直、ゲームに熱中する中でボタンを押す力の強弱は調整しにくく、
あまり有効な活用には至らなかった。

PlayStation 3(2006年~)

ワイヤレスコントローラ(SIXAXIS)

SIXAXIS(CECH-ZC1J) 5000円


形状はほとんど変わっていないがワイヤレスとなり、
ゲーム機本体からの距離が問われなくなったことで
プレイのしやすさが格段に上がった。


コントローラーの傾きを検知するセンサーが搭載される一方で
権利問題でモメていた振動機能が削除されるなど
進化と退化が同居した妙なモデルだった。



ワイヤレスコントローラ (DUALSHOCK3) ブラック

DUALSHOCK 3(CECH-ZC2J) 5500円


権利問題が片付き、無事振動機能を搭載した
本来の標準コントローラーが登場した。
このあたりからコントローラー自体が
ゲームソフトに匹敵する価格になり、
ゲーム1本を諦めてコントローラーを買う必要が出てきた。

PlayStation 4(2014年~)

【純正品】ワイヤレスコントローラー (DUALSHOCK 4) ジェット・ブラック (CUH-ZCT2J)

DUALSHOCK 4(CUH-ZCT2J) 6458円


進化し尽くしたと思っていたコントローラーだが、
なんとタッチパッドとスピーカーが搭載されて
さらに一段階新しい体験ができるようになった。

PlayStation 5(2020年~)

【純正品】DualSense ワイヤレスコントローラー ミッドナイト ブラック (CFI-ZCT1J01)

DualSense(CFI-ZCT1J) 7678円(その後11480円に値上げ)


よりスタイリッシュなデザインに変わりつつも
ついにコントローラーがゲームの価格を上回り、
2024年にはついに1万円を超えてしまった。

まとめ

こう見ると1994年から2024年までの30年間で
実に4.45倍もの値段になっていて驚く。


ゲームに詳しくない人には意外かもしれないが、
コントローラーというものは消耗品であり、
数百時間ほど遊ぶと動きがおかしくなってくる。


しかしPS5でもNintendo Switchでも
コントローラー1個で8000~9000円もの値段になり、
ゲームユーザーたちを苦しめる状況になっているのだ。



mclover.hateblo.jp

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