プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


廃れた道具を表したアイコンはいつまで伝わるのか


アイコンというものは本来、現実の物体や
状況を抽象的に表現した記号なのだが、
アイコンとして定着しつつも
対象物が廃れてしまったものがある。




たとえば固定電話を必要とする人は激減しているため、
このアイコンを見て実際の電話を
イメージできる人もどんどん減っていくだろう。




スマホの「電話機能」にはこのアイコンが表示されるが、
そもそもこれが何なのか知っている若者はいるのか。




「保存」といえばこのアイコンだが、
記録媒体としてフロッピーディスクが使われたのは30年ほども前。
これが薄っぺらい板状のものだと想像できるだろうか。




「検索機能」というと決まって虫眼鏡が出てくるが、
小学校で使って以来、手にしていない。
また、小さいものを大きく見るときならともかく、
何かを探すときに虫眼鏡を使うことはないはずなのだが、
もしかしたら名探偵ホームズのイメージが影響しているのかもしれない。




「映画」といえばこのアイコンだが、
かなり前からデジタル化されているので
アナログの映写機が使われる機会も激減している。
カタカタと音を立てつつ両端に多数の穴が流れるという
フィルムを連想させる古さの表現はいつまで通じるのだろう。




「録音機能」にはこのアイコンが使われるが、
録音機器が小型化・デジタル化した今、
一般市民がカセットテープを手にすることはほぼないだろう。

まとめ

こうやって考えると、わかりやすいと思っているアイコンも
実は特定の層にはまったく通じていない可能性がある。



数十年後のアイコンは今の我々から見れば
謎の記号が並んでいるだけに思えるかもしれない。



mclover.hateblo.jp

mclover.hateblo.jp

総アクセス数