プチメタ3.0

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ソニーの着るエアコン「REON POCKET 5」の特徴と使い心地

ソニー REON POCKET 5 (レオンポケット5) センシングキット 2024年4月発売 ウェアラブルクーラー ネッククーラー ウェアラブルウォーマー ネックヒーター 首掛け ペルチェ素子 冷温両対応 軽量 通勤 暑さ対策

「着るエアコン(着るクーラー)」という代名詞で知られる
SONY製のウェアラブルデバイス「REON POCKET 5」を手に入れた。


7月段階では実店舗でもネット通販でも売り切れ状態か、
17600円の定価に対して7000円以上上乗せしているようなものしか
見つからなかったので一旦諦めていたが、
たまたま公式サイトで再販されたので慌てて買ってみたのだ。

冷却パネルで首の後ろを冷やす仕組み


REON POCKETは電気を流すと片面の熱が
裏面に移動するペルチェ素子を利用したもので、
冷却面を首後ろの肌に直接接触させて使う。


上部から空気は出てくるが、
これは裏面を排熱するためのもので
扇風機のように体に当てる目的とは異なる。

スマホで操作する仕様だが、ほぼ自動で使える

本体の操作は専用のスマホアプリで行うが、
使っていないときもスリープ状態になっているらしく、
アプリを起動するとほぼ即座に接続されるので
余計な待ち時間にイライラさせられることがない。


また、首元への装着を検知して自動でON/OFFする機能と
冷却具合の強弱を自動調整する機能があるため、
一度設定してしまえばほとんどアプリを触る必要はない。

ネックバンドは自由に曲げて調整できる


本体は2本のバンドで首から吊り下げる状態になるが、
初期状態だと刺さったり締め付けられるような感触があるため、
向きや幅を何度も調整して違和感をなくす必要があった。

排熱パーツの長さは2種類、取り外しも可能


裏面の熱を外に逃がすためのダクト部分は
着る服に合わせて長短2種類のパーツが用意されているが、
ワイシャツにネクタイを締めた格好だと
襟が後ろに引っ張られて息苦しい状態になった。




そこで通勤時はこの部分のパーツを外してしまうことにした。
排熱用の空気は服の中から逃げにくくなるが、
襟元の厚みがなくなる方が個人的には快適だった。

音は非常に静か

作動音といっても排熱用のファンの音ぐらいだが、
首のすぐ後ろにあるのにほぼ何も聞こえず、
むしろ動いているのかどうか判断できなくて困るぐらいだ。


風量を最大にしてもハンディファン程度の風切り音なので
静音性に関してはかなり優秀といえる。

外を歩いたときの汗が少なくなる程度の効果

肝心の冷却効果だが、炎天下を歩いているときも
首の後ろに冷たい金属を押し当てられているような感触があり、
暑さに対するウンザリ感はかなり軽減されるが、
汗をかかなくて済むほどの効果はないし、
ハンディファンを常用している人が扇風機を手放せるほどでもない。


涼しさを感じながら歩くことができるというより、
外からエアコンの効いた室内に入ったときに
今までは一気に汗が吹き出していたのが
かなりマシになるような効果を感じた。


襟元に隠れやすい仕様と静かな動作音を考えても、
日差しの中で作業する人向けというより
普段の移動時間の不快感を軽減したい一般層向けの商品だろう。

バッテリーはかなり長持ち

冷却レベルにもよるが、仕様上のバッテリー持続時間は
最弱で17時間、最強で4時間ということなので
通常利用で使うなら半日程度と考えるべきか。


とはいえエアコンの効いた場所にいる間は使わないし、
USB-C端子で手軽に充電可能なので十分だろう。

慣れれば簡単に脱着できる

本体の厚みは2cm、重さは150グラム程度とはいえ、
2本のネックバンドによって「おんぶしている状態」なので
使っていないときにずっと装着しているのは邪魔だ。


そうなると職場に着いたときや店舗に入ったときに
気軽に脱着できるかが重要になるが、
ネックレスを付ける程度の手間しかかからないため、
慣れるとTシャツのような服なら一瞬、
ワイシャツでも首元さえ緩めれば10秒かからずに脱着できる。

まとめ

2020年に発売されて以来、すでに5世代目ということだが、
新型が出るたびに確実な進化を重ね、
今では夏になる前に買わないと手に入らないほど人気らしい。


ハンディファンと比べて目立たない上に
両手がふさがらなくて済むことと、
風を浴びるのではなく肌を直接冷やす方式など
新しいガジェットが好きな人なら
一度試してみてもいいかもしれない。

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