
iPhoneを持つようになってからはずっとauを使っていて、
2021年に始まった「povo」という料金プランでは
1ヶ月あたり20GBまで使えることもあり、
不満らしい不満を感じずにずっと過ごしていた。
一方で義姉一家や義父母はdocomo派だったので
povoと似たような「ahamo」というプランを使っている。
その関係でpovoとahamoを比較しやすいのだが、
最近、ahamoを魅力に感じることが増えたので
試しに乗り換えて使い心地を確認してみることにした。
MNPを使ってeSIMで契約してみた
基本的にpovoもahamoもショップに頼らず
オンラインで契約したり自分で設定する必要があるため、
今回の乗り換え手続きもすべて自宅内で行う。
電話番号を変えたくなかったためMNPを利用すべく、
まずはpovo側でMNP予約番号の発行依頼をする。
即時発行されるかと思いきやしばらく待たされる。
10ケタの予約番号がメッセージで届いたら
ahamoのサイトで契約申し込みをしていく。

その際、物理的なSIMカードを受け取るか
それをデータ化したeSIMを使うかを選ぶのだが、
SIMカードが郵送される時間を節約したかったので
初めてeSIMを使ってみることにした。
他人のスマホにSIMカードを移して
自分の電話として使うようなことはしにくくなるが、
そもそもそんな場面は今までなかったので問題ない。
カメラや身分証明書を使った本人確認作業から3日ほど待つと、
利用開始手続きに関するメールがdocomoから届いた。

回線を切り替えるときに一時的に圏外になるため
iPhoneをWi-Fiにつないだ状態で作業する必要があるが、
手順通りにすれば実にあっさりとdocomoに切り替わる。
(auのSIMカードを差したままだったので誤認識されて焦った)
そこから2週間が経ったので
実際に使ってみた感触を比較しつつ
povoとahamoの利点を紹介してみる。
【ahamo有利】1ヶ月30GBまで使える

私がahamoに大きく揺らいだきっかけが
料金が同じままデータ容量が30GBに増えたところだ。
家でも職場でもWi-Fiがあるし、
結局は1ヶ月で10GB程度しか使わないのだが、
データ容量が豊富にあるというのは安心感がある。
povoはどう対抗するのかと思ったら
1年間有効な360GBプランを出してきた。
確かに1ヶ月あたり30GBにはなるが、
26400円で1年分を先払いするのは尻込みしてしまう。
※2024年12月末、povoにも1ヶ月単位で30GBが使えるプランが追加され、
ほぼ同額のままデータ容量だけ増えた形になった
【ahamo有利】海外に行ってもそのまま通信できる

もうひとつahamoの方が圧倒的に優れている点が
海外でそのまま30GBのデータ容量を利用できることだ。
povoの場合は海外用に追加料金が必要となる上に
2000円出しても3GBほどしか使えず非常に心細い。
コロナ以降、海外旅行からは遠ざかっていたが、
そろそろ以前のように出向いてもいい頃合いなので
海外利用に不便なのはかなりのデメリットだ。
【ahamo有利】データ残量ウィジェットが便利

日常的に便利なのが通信量がわかるウィジェットだ。
ahamoのアプリをインストールしていれば
ホーム画面で簡単にデータ残量を確認できるようになるので
気づかないうちに使い切ってしまうという事故を防ぐことができる。
povoのアプリはこういった利便性がなく、
全体的にahamoの方が使い勝手に優れている。
【ahamo有利】5分以内なら通話が無料

ahamoの場合は5分以内の通話が無料で、
povoの場合は550円のオプション扱いとなる。
普段電話することはほとんどないのだが、
美容院の予約や消防テレホンサービスなど
ちょっとした電話が無料でできるのは便利だ。
【povo有利】どこでもいつでも電波が安定している

ずっとauを使っていたので特別に感じなかったのだが、
いざdocomoに変えてみると電波が弱い場面がかなり多い。
私の職場付近だと平日の昼休みは非常に重く、
電波マークは立っているのに通信ができないことが増えた。
いわゆる「パケ詰まり」という症状で、
ahamoに切り替える前にネットでも悪評を聞いたが、
実際に味わうと相当にストレスがたまる。
人口が多くなる首都圏は特にひどいという話で、
土日の山手線の沿線で使ったときは特に問題なかったものの
夏休みの東京駅付近では頻繁にパケ詰まりを起こした。
体感でも通信速度や電波の安定具合は
確実のpovoの方が上回る印象。安心感が違う。
通信品質を優先したい人は絶対にpovoの方がいい。
【povo有利】データ利用期間の自由度が高い

povoもahamoも余ったデータ容量を繰り越すことはできないのだが、
必ず1ヶ月単位で区切られてしまうahamoと異なり、
その都度トッピングを購入するpovoなら
実質的に前月分の余りを使ったり翌月分を先に使ったりできる。
たとえば90日間60GBプランなら1ヶ月あたり20GBの計算になるが、
今月10GBしか使わなければ翌月以降に50GBを残すことができるし、
逆に翌月に予定していた分を早めに使い込むこともできる。
つまり、前倒しや繰り越ししているのと変わらないのだ。
「1ヶ月20GBプラン」と「3ヶ月60GBプラン」ではまったく意味が違う。
毎月同じプランが継続される一般的な形式と違って
定期的に購入作業をしないといけないのは面倒だが、
月によって使うデータ量に差がある場合はpovoの方が無駄がない。
【povo有利】330円で24時間使い放題にできる

パソコンをテザリングさせて使ったり
Wi-Fiの弱いホテルの宿泊したときなど
データ通信の利用量が増えそうな状況では
たった330円を払うだけで24時間無制限になる。
毎日これを契約すると6000円以上になるとはいえ、
1日単位で考えると300円あまりの手軽な値段で
データ残量を気にしない安心感が手に入るのは非常に大きい。
【povo有利】Macのテザリング時に待たされない

Wi-Fiのない場所でiPadやMacを使うときに
iPhoneをテザリングをすることが多いのだが、
不思議なことにahamo回線のテザリングだと
Macが通信できるようになるまで妙に待たされる。
povoのときは数秒以内につながったのに
ahamoだと1分近く待たされる印象だ。
「それぐらい待てばいいじゃないか」と思うかもしれないが、
テザリングするときは急いでネットにつなぎたい場面が多く、
この待ち時間は割とストレスがたまる。
まとめ
回線の切り替え手続きはすべてオンラインで完結できるので
「イマイチだったらもとに戻そう」と思っていたのだが、
今のところ強みと弱みがちょうど相殺している感じで
ahamoを続けるかpovoに戻すかかなり迷っている状況。
ahamoの通信が完全に安定すれば文句なしだし、
povoが海外ローミングと30GBに対応すれば即座に戻る。
サービスの良し悪しによって
即座に移動するぐらいの気持ちでいることにする。
※その後9ヶ月利用したが、東京旅行のときにパケ詰まりが頻発し、
あまりに不便だったので 2025年8月にまたpovoに戻すことにした
