1000円で大満足できる自宅謎解きをプレイしてから数日後、
ホテルに泊まりこんで楽しむ謎解きに挑戦してきた。
リアル脱出ゲーム 感想その104
「なぜ蝋燭（キャンドル）の灯は消えたのか」
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これは品川プリンスホテルの
夕食付き宿泊プランとセットになった謎解きで、
未解決事件の調査に協力していくというもの。
14時以降ならいつでもチェックインできるが、
夕食が19時に固定されている上に
それまでにある地点までゲームを進めておくのが望ましいため
あまり遅くならないうちに始めた方がいい。
今回、別に用があったため15時過ぎから始めたが、
３時間半ほどのプレイでは間に合わず、
とりあえず中断してレストランに向かうことにした。
ディナーはフレンチのフルコースで
それ自体も今回のゲームに絡めてあるが、
食事中に謎解きや情報集めをする必要はなく、
世界観に浸るための演出だと割り切って料理を楽しめる。
ただし、夕食時に入手するアイテムはクリアに必須なため
食事をすっぽかすと解けなくなってしまう。
また、コースをすべて食べ終わるのに２時間以上かかるので
プレイが再開できるのはせいぜい21時半といったところだろう。
ゲームは翌朝６時30分がタイムリミットになっているため
場合によっては夜更かしして取り組む覚悟が必要で、
夕食前にちょっと謎解きを楽しむ、などというボリュームではないし、
日中に体力を使い果たして眠くなってしまうのも避けるべきだ。
プレイ中はホテル館内をウロウロすることになるが、
品川プリンスホテルは建物が４つに分かれているので
問題を解くたびにいちいちエレベーターで１階まで下りて
まあまあの距離を歩かないといけないところが難点。
割とがんばって移動したあとに
ついさっきいた場所の近くに戻るような場面が多々あり、
エレベーターに乗っている時間と歩いてる時間で
合計１時間ぐらいになるんじゃないかと思ってしまった。
各問題の解き心地はまずまずだが、
途中で何度もやらされる作業だけは
単に面倒なだけで知恵も発想も求められないため、
毎回イライラするだけで苦痛だった。
また、館内に設置された情報を見ながら考える場面では
他のプレイヤーとタイミングが重なるとかなりやりにくい。
正解の手順が意図せず目や耳に入ってしまったり、
見たい情報にすぐ接触できないストレスが生まれる。
いずれにしてもあとでその情報を確認できるように
その場で問題が解けたとしても写真に収めておく方がいいだろう。
（でないとまた見に行かないといけなくなる）
結局、夕食前までの問題に４時間、
夕食後の謎解きに１時間半ほどかかって
なんとかクリア画面まで到達した。
特に夕食以降の問題はやりごたえがある上に
ホテルという舞台を活かした
かなり凝った造りと展開で非常に感心させられた。
クリアしたかどうか区別しているのかはわからないが、
翌朝の朝食会場でキットを提示するとエピローグがもらえる。
シリアスなストーリーで不安だったものの
最後は綺麗に終わってスッキリした。
高価なフレンチディナーを強制されることになるが、
朝食と夕食と宿泊と謎解きがセットで３～４万円、
チェックインから寝るまでたっぷり楽しめることを考えると
謎解き好きには悪くない内容だったと思う。
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