
番組MCや大喜利、コントも含めて芸の幅が広いバカリズムだが、
彼が脚本を務めたドラマが総じて傑作に仕上がっている。
アニメやドラマは話数が多いので
最初の1、2話でピンとこなければすぐに消してしまうのだが、
バカリズムの手がけたものは序盤からグイグイと惹きつけられ、
その独特な世界観にずっと浸っていたくなる魅力があるのだ。
今回はそんな中でも特にオススメのものを紹介したい。
ホットスポット
平凡な中年男性が実は宇宙人だったという無茶苦茶な設定なのに
周囲のとぼけた関係者によって素直に受け入れられ、
非常に地味なところで活躍するという展開が斬新すぎる。
バカリズム作品が初めてならとりあえずこれから観ればいい。
ブラッシュアップライフ
運悪く死んでしまった30代の女性が
同じ人生をもう一度やり直していくという話。
これも設定は無茶苦茶なのに登場人物の反応リアルで、
その人間臭い言動にゲラゲラ笑いながら観てしまう。
前述の「ホットスポット」に負けず劣らずの傑作。
架空OL日記
職場や仕事帰りのOLたちの会話で構成されるコントのようなドラマ。
なんと女装したバカリズム自身も混ざっているのだが、
その違和感は一瞬でなくなり、
社会人のあるあるネタを楽しめるようになる。
ストーリー性は薄いのでドラマよりももっと気楽に観たいときに。
黒い十人の女
妻以外に9人もの愛人を持つ男性をめぐり、
それぞれの女性が複雑に絡み合っていく話。
不倫や嫉妬を題材にしているのにドロドロ感がまったくなく、
ボケとツッコミが次から次へと繰り広げられる。
水野美紀がとにかく最高なのでぜひ観て欲しい。
殺意の道程
復讐のために2人の男が殺人計画を立てていく話。
人殺しという物騒な設定なのに、その準備のやり取りが
そのままボケになっているのが面白い。
うまく殺人を実行するのが大変なことが身に染みる作品。
侵入者たちの晩餐
家事代行の女性たちが
自分たちの社長の家に窃盗に入る話。
平凡な人が犯罪計画を立てるときの苦労という意味で
前述の「殺意の道程」と非常に似た作風で、
スゴい早さで状況が二転三転していくところが見どころ。
ぜひ観て欲しい
とにかく世界観に引き込む力がスゴくて
観始めると止まらなくなるのが特徴。
普段ドラマをあまり観ないという人ほどチェックしてみて欲しい。