
小学生ぐらいの頃、サングラスをかけたヒマワリが
音に反応してクネクネと体を揺らす
「フラワーロック」というおもちゃが大流行した。
そのときは面白いなぁと思った程度だったのだが、
数年後、その亜流として登場した「クレイジーバード」に
ガッチリとハートをつかまれてしまった。
ヘヴィメタルを思わせる髪型とダークな色調に加えて
本体の底が丸くなっているために
音に合わせてグルングルンと大きく傾くのだが、
倒れないようチェーンのついた吸盤で床に固定されているところが
退廃的でたまらなくカッコよかった。最高のデザイン。
店頭で見かけたとたんに心が奪われてしまい、
一緒にいた母親に買って欲しいと懇願したのだが、
「すぐに飽きるから」と流されてしまった。
この歳になればこういうおもちゃへの熱はそう長く続かず、
家に買って帰ってもすぐに飽きることは理解できるのだが、
30年以上経った今でも心残りが続いていることを考えると
すぐ飽きたとしてもあのとき買ってしまいたかった。