どうにもスッキリしなかった謎解きから1週間、
今度は脱出ゲームを題材にした書籍を買ってみた。
リアル脱出ゲーム 感想その143
「放課後デスゲームからの脱出」

これはリアル脱出ゲームで有名なSCRAPが出版した本で、
デスゲームに挑戦する女子高生たちの様子をストーリーで読みつつ、
その中で登場する謎解きに挑戦していくもの。
小説形式なので結構な文字数を読む必要があり、
感覚的には1冊の半分が小説、
残り半分が謎解きといったところ。
ただ、この小説部分がかなりイマイチで、
目の前で他の参加者が残酷な死に方をしているのに
主人公たちが動揺せずキャピキャピと能天気で
まったく緊迫感がないのが非常に冷める。
誰がしゃべっているのかもわかりにくいのも難点。
また、謎解きの方もあまり面白いといえず、
各ステージの最後に提示される問題は
かなり強引でややこしい解き方が多くてスッキリしない。
「実はこう考えるのだ」という解説に
どうにも納得できなかった。

各問題には細かくヒントが用意されているので
実力に合わせて誰でも少しずつ進めていけるが、
キャラクター設定の違和感とモヤモヤする解き心地のせいで
期待したほどの面白さは味わえなかった。
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