
洗面所に置いているコップ、
歯を磨いたあとにうがいができればいいわけだから
どういう材質でもいいように思うが、
たいていプラスチック製ではないだろうか。
これには実は意味があるのだ。
まだ私が実家に住んでいたとき、
母親が洗面所にマグカップを置き始めた。
確かにプラスチック製の簡易なコップより
マグカップの方がデザイン的にも凝ったものが多く、
洗面所はかなりオシャレな雰囲気に変わった。
しかしそこからしばらく経ったとき、
歯を磨き終えて口をゆすごうとした私が
うっかりマグカップを落としたのだ。
その瞬間、陶器でできたすり鉢状の部分が
ビシッと音を立てて割れてしまった。
まさか洗面所が割れるなんて予想もしていなかったが、
水を流すとその溝からジャブジャブあふれてしまう事態になった。
これがプラスチックのコップなら
カラカラと音を立てて転がるだけで済んだはずだ。
これを読んでいる人も何度か落とした経験があるだろう。
それぐらい洗面所のコップは手を滑らせるものなのだ。
それ以来、洗面所に置くコップはプラスチック製と決めている。
重くて硬いコップはどれだけ魅力的でも使ったらダメだ。
