プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


【謎解き感想】select

謎解き問題の芸術性を語る本を読み終わったあと、
完売続きだという街ハックの商品が再販されたので購入してみた。


リアル脱出ゲーム 感想その166
select



select-hack.com


これはプレイヤーに何度も選択を求めるという謎解きで、
6600円と割と高額な上に一度きりしかプレイできない仕様だが
これまでの4回あった発売分はすべて完売とのこと。


プレイはスマホでアクセスするWebサイトと
キット内に含まれる用紙を併用して進めていくが、
最初に独立した3つのストーリーを好きな順で進めていく。


どのストーリーでも同じ問題が何度も再利用されるのが特徴的で、
他の謎解きにある「解き直し」のレベルを超えて
本当に何度も何度も使い回される緻密な設計はとにかくスゴい。
その関係で一度書き込んだ内容を何度も書き換えるので
消しゴムの用意は必須(ペグシルは付属している)。


また、ストーリー中に出てくる選択肢によって
ハサミで切る場所やシールを貼る場所、
その後に出てくる指示すら変化していくので
同じキットでも人によって工程が変わるようになっている。
それでも破綻しないようになっているのは驚く限り。


選択肢が違うと問題がどう変わるのかを味わうには
新たにキットを買うしかないが、
そういった仕様が選択の重みを生み出しているとも言える。


たまにヒントに頼りながら取り組んだ限りでは
ストーリーAが終わるまでに1時間25分、
ストーリーBが終わるまでに1時間30分、
ストーリーCが終わるまでに1時間10分と
それぞれ単体のキットでも通用するほどのボリュームがあるので
やりごたえという意味では十分だろう。


ただ、ストーリーCについては
用紙に載っているアイコンが小さすぎたり
2文字の単語が答えになっていて
正解かどうかが直感的に実感しにくかったりする点が残念。
特に小謎は強引に感じる解法も多かった。


3つのストーリーが終わると最終章が始まるが、
30分程度のボリュームとはいえ
かなり凝った大謎が用意されていてお腹いっぱいになる。
ただし説明文を適切に理解できないと失敗するので
工作や折り紙に慣れた器用な人でないと厳しそうだ。




最終的に4時間30分ほどを潰してクリアしたが、
割と悩まされる場面も多いので
日を分けて少しずつプレイすることを勧める。


ヒントは段階別に細かく用意されているが、
プレイヤーによって細かく分岐するゲーム性のため、
自分が今見るべきヒントがどこにあるのか探すのも大変だった。
また、要所要所で問われる用紙を切り貼りする作業が苦手な人は
ヒントを見たとしても正しく作り上げられないかもしれない。


とにかくあらゆる要素が緻密に配置されている上に
いろいろと新しい試みを詰まっているので、
謎解きに慣れた人が新鮮な体験をしたいなら悪くない商品。



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