何かの商品開発の裏側を紹介する番組で、
「女性だけの企画チームを発足!」みたいな話題をたびたび出るけど
あれを見るたびになんだかモヤモヤする。
「それこそがヒットのカギ」みたいな紹介をされてるけど、
成果の善し悪しは個人のスキルとか
会社の仕組み次第だと思うので、
「女性限定のチームがあったから成功」みたいな持っていき方は
女性から見てもそんなに嬉しくないんじゃないかな。
チームメンバーに選抜された基準が
「その人がただ女性だった」というだけに思えてなんだか悲しい。
女性だったら誰でもよかった、
女性チームを作ることが目的だった、みたいに見える。
しかもこういうチームが紹介されるときは
彼女らが開発職にズケズケ意見を言うところとか、
顧客目線で見た感想みたいなのを容赦なく言うところとかが映ったり、
「女性の立場から考えて使いやすくしました!」
みたいなアピールが激しい。
男であろうが女であろうが
その人たちが優秀だったから成功したわけだし、
性別が違ってもきちんと相手のことを考えられる人は多いだろう。
「女性だからうまくいった」「男性には無理」みたいな発想は
そういう偏った考え方だからうまくいかないんじゃないの?と思う。
なぜかこういった女性限定チームは
商品の主要ターゲットが女性の場合にしか発足されないんだけど、
ホントに優秀なチームなら
いろんな商品開発に参加させればいいのに。
さらに優秀な男性社員もチームに加えれば
もっといい結果につながるだろうに。
なんでそれがダメなのか。
「女性が女性客のことを考えて作りました」って言いたいだけ?