ボルダリングを始めて、ついに半年が経った。
そろそろ「趣味はボルダリングです」と言ってもいいだろう。
これまでもボルダリングに関していくつか書いてきたが、
未経験の人にボルダリングを説明するときに
その難しさの部分がわかってもらいにくい。
屋内用ボルダリングの壁に
こんな感じのカラフルな石(ホールド)が多数くっついているのは
未経験の人でも割と知っている。テレビなどで観たのだろう。
ただ、これだけホールドが付いてるなら
登るのはそんなに難しくないのでは、と思われてしまうのだ。
私も最初はそう思っていたし、
ハシゴや階段を上り下りしても面白くないのと同じで、
こんな石を登ることの何が楽しいんだろう、と思っていた。
実際には多数のホールドの中で触ってもいい物が決まっているのだ。
それだけをつかんでゴールとなる場所まで行かなければならない。
(コースによっては足だけは自由に置いて良い、ということもある)
たくさんあるように見えても使えるホールドは驚くほど少ないため、
伸ばした手の左右を間違えただけで立ち行かなくなる。
コースの難度が上がるほど力や技が必要になるし、
どういう手順で手足を運ぶのかの正解が見えにくくなる。
加えて、壁の傾斜によって自重の負荷が変化するし、
長いコースになると筋持久力も必要になる。
そこを乗り越えてゴールとなるホールドに両手をかけるのが面白い。
「握力が必要だ」ともよく思われるが、何かを握りつぶすような力よりも
ホールドに引っかけた手の形をそのまま維持する力が大事だ。
始めた頃と比べて筋肉は確実に増したが、
より負荷の高いコースに挑むようになるため、
未だに行くたびに筋肉痛になる。
通っているジムはかなり頻繁にコースが新設されるため、
マスターする道はまだまだ遠い。まだまだ遊べる。
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