プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、資産運用や英語学習、自己成長に関することなど。


英語しか使えない数日間を経験できる国内の合宿サービス

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海外旅行に行ったとしても、
英語で会話できる時間はそれほど多くはない。
買い物やレストランで店員と接する時間はわずかだし、
積極的に話をしても1回あたり数分が限度だろう。
数日の旅行でも合計で1時間あるかどうか。

海外旅行でのさまざまな体験や文化に触れる機会は
かけがえのないものだが、英語の上達、という意味では
残念ながらコストに見合う成長は期待できない。


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英語を使いまくる環境に浸りたいなら
静岡県の山奥にある合宿施設「ランゲッジ・ヴィレッジ」をオススメする。

館内は完全に日本語禁止で、参加者同士も英語で会話する。
食事も付いているし、飲み物の自販機や洗濯機もあるので
合宿中は1歩も建物から出る必要がない。


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英語で展開される授業が1日6時間、
さらに1日3回の食事中や休み時間でさえも
ネイティブの人とともに過ごすので
英語でやり取りし続けられる環境がある。
readingとwritingのスキルはほとんど鍛えられないが、
listeningとspeakingの機会はハンパない量。

ただし、最低限、中学レベルの英文法を身に付け、
疑問文や3単現のルール、できれば現在完了あたりも
しっかりと理解しておかないと効果が薄い。
自分の意志を表現するときに英単語を並べるのではなく、
英作文しようと努力する姿勢が大切で、
それができないと1週間13万ほどの金が無駄になるだけだ。

また、大きな効果を得るためには
先生に当てられたときだけ発言したり、
限られた参加者と簡単な言葉のやり取りをするのではなく、
感じたことをすぐ言葉に出したり、
知らない参加者にも積極的に話しかけるべきだ。
卓球やビリヤード、テニスなどの道具も用意されているが、
何をしに合宿に参加しているのかを考えれば
とにかく会話の機会を作ることが大事だとわかるはず。

ほとんどの参加者が1人で参加しているが、
慣れない人と同室での寝泊りが嫌なら追加料金で個室も可能。
携帯電話の電波が弱いことが難点だが、
朝8時頃から夜10時までほぼ自室に戻る必要がないため、
それらは大きな問題ではなかった。
食事に関しても事前に苦手なものを連絡しておけば
わざわざ別メニューを用意してくれる親切ぶりだった。

専門学校を卒業して以来、授業というものを久々に受けたからか、
初日の晩はやたら脳が痛くなったのに驚いた。
(頭蓋骨のもうひとつ内側が痛かった)
ただ、3日目ぐらいから英語のみの環境が当たり前となり、
いちいち日本語に翻訳して考えるのが面倒になったほど。

たてつけが悪かった頭の中の引き出しが強引に開け閉めされた感じで、
他の参加者と話をするときに疑問文や現在完了形を何度も使い、
あやふやだったこれらの知識が完全に定着した。

本気で英会話を上達したくて、
それに対する努力ができる人、行動力のある人なら
かなり満足度の高いサービス。オススメです。

つづく

私が英語力を身につけていった流れをまとめた本が
Kindleで読める電子書籍として発売中です。

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