reblog.hateblo.jp
話題のドラマ「ブレイキング・バッド」をついに観終えた。
真面目な化学教師がふとしたきっかけから
麻薬作りに手を貸してしまう、という話だが、
重要な登場人物を遠慮なく排除してしまう容赦のないシナリオ展開で
次がどうなるか読めない面白味があった。
1話45分ほどで全62話もあるのだが、
シーズン2あたりからやたらスローテンポになり、
シーズン3からシーズン4の前半まではかなりの中だるみを感じた。
しかし、そこから結末までのあまりにも見事な流れに感服。
やたら癇癪を起こす主人公の言動にウンザリしたが、終盤あたりで
主人公に感情移入するタイプのドラマではないことに気づいた。
真面目な教師として過ごしてきた男に
実は犯罪者としての才能があった、という設定を楽しむドラマだった。
本当の悪人とはこういう人物だ、ということを体感できるドラマだった。
女っ気がなく、中年男性ばかり出てくるし、
主人公のブリーフ姿をやたらと登場するあたりも
日本製のドラマとは方向性が異なる。そこが面白い。
中だるみは激しいが、シーズン1の破天荒な展開と
シーズン4中盤以降の素晴らしい展開を目当てに観て欲しい。