プチメタ3.0

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Apple Watchを使い倒した感触

昨日発売された話題のApple Watchだが、早速買ってみた。

買う前に多少の情報は見ていたが、
いざ使ってみて感じた実際の印象を並べてみる。

●時計を見たときだけ画面が表示される


無駄なバッテリーを食わないようにするためか、
普段はiPhoneのスリープ状態と同じように画面が消えていて
時計を見る仕草をすると勝手に画面がONになる。
手首を揺すったり腕を振っても反応がないのに
時計を見たときだけきちんと画面が点く。これが素晴らしい。

画面をタッチしただけでも点灯するので
手首の角度を変えずに時計を見たいときも問題ない。
物理ボタンを押さなくても画面をONにできるのはすごく楽。
ただ、何か作業をするときに卓上に時計を置いて
視線だけ動かして時刻を見る、という使い方ができない。

●「強く押す」という独自の操作

単なるタッチ操作はiPhoneでも慣れているが、
強く押すことでアプリの補助的な機能を呼び出すことができる。
まったくヘコまない硬い画面を強く押す、という感覚に慣れないが
アプリがうまく対応していけば便利になりそうな操作ではある。

●ダイアル操作は普通

Apple Watch側面に付いている
「クラウン」と呼ばれるダイアルだが、
Appleが主張するほどの衝撃は感じず、普通のさわり心地。
大量の項目を素早くスクロールするには便利だが、
1項目だけズラすときに
どの程度の回転に相当するのかがわかりにくい。
ダイアルを押し込む動作は力がいるので面倒に感じる。

●設定の大半をiPhone側で行う


ペアリングしたiPhoneでいろいろ設定すると
腕についているApple Watchに即時反映される。
時計本体をチマチマ触るのは大変なので、この設計はすごくいい。

●iPhoneの通知内容をすべて確認できる

Apple Watchがもっとも存在価値を発揮する部分だが、
いちいちiPhoneを見なくても通知内容がわかる。
Apple Watchに対応していないアプリも含めて
iPhone側で通知内容に設定されているものがすべて見れる。

しかもiPhoneを操作しているときはApple Watchは反応せず、
通知が2重にならないようになっている。これもすごくいい。
Apple Watchはあくまで
iPhoneを見ていないときの補助アイテムなのだ。

通知音を鳴らすこともできるが、
手首をコツコツ突っつくような振動で教えてくれるので
さりげなく通知をチェックできるところが素晴らしい。
振動に気づかないこともあるが、文字盤に通知マークが出るので
少なくとも時刻をチェックする際には気づく。

●文字情報はかなり読みやすい。


iPhoneと同じ感覚でタッチ操作のスクロールもでき、
想像以上にストレスなく文字情報を読むことができる。

今のところメールは読むだけで送信はできないが、
iOS端末へのメッセージは定型文と音声入力で送信できる。
音声による文字入力の精度が非常に高く、
ちょっとした内容なら十分実用に耐えられる。
漢字変換の間違いを直しにくいところだけがやや難。

●Siriがあまりにも便利

その認識力や対応の広さから
iPhone本体でも評価されているSiriだが、
Apple WatchでこそSiriの真価が発揮されると感じた。
小さな声でも拾ってくれるし、
ほとんど聞き間違えない認識率の高さから
いろいろな作業をiPhoneを取り出さずに
行うことができるようになっている。

目的地までの道案内を音声でSiriに頼み、
Apple Watchに表示されたナビ画面を見ながら歩く、なんてのは
まさに想像した近未来のアイテムそのままである。
Siriは文字のみで声が出ない仕様なので
周囲の人にほとんど気づかれずに使うことができる。

●対応アプリはどんどん増えていくはず

標準アプリは最初からインストールされてるが、
それ以外はiPhoneにインストールしたアプリの中で
Apple Watch対応のものが時計へと転送される仕様。

定期的にチェックしたいコンパクトな情報こそ
Apple Watchに向いているので、
そういったタイプのアプリは対応していくだろう。
たまごっち」が早速対応していて「なるほど」と思った。


ただ、アプリを表す円がズラっと並んだ画面はカッコ悪いし、
フォルダにまとめることができないので
標準アプリの中で不要なものが邪魔に感じる。
ここはおそらくアップデートで改善されるだろう。
また、アプリの起動にはやや時間がかかる。

●iPhoneの機能が拡張される

iPhoneあってのApple Watchなのだが、
Apple WatchがあることでiPhoneがより便利になることがある。
標準アブリの中で一番感激したのが遠隔でのカメラ操作。


iPhone本体を離れた場所に置いていても
Apple Watchでシャッターを操作できるのだが、
ちゃんとiPhoneが捉えている映像が時計側に表示されるので
小型の遠隔ビデオカメラになる。

Apple Watchを操作して
iPhoneからチャイムを鳴らすこともできるので
部屋の中でiPhoneの居場所がわからないときに役立つ。
こういった、両者がうまく連携した機能には感心させられる。

●電波時計じゃないのに正確

インターネットで時刻調整するiPhoneと
時刻を同期するシステムなのだろうが、
テレビ放送と一致した時間を指す正確具合。

●毎日充電しないといけない

バッテリー持続は18時間と言われているが、
普通に触っていると確かにそのぐらいの消耗度合いなので
充電せずに外泊を乗り切るのは厳しい印象。
モデルチェンジごとに徐々に改善されるだろうが、
バッテリーに関しては、腕時計というより
スマホに近い感覚で考えるべきなのだろう。

ちなみに、付属の充電ケーブルが
2メートルもあったのは嬉しかった。
帰宅時に時計を置いておく場所の自由度が高まる。

●Apple Watchが役立つ人は限られる

Apple WatchはあくまでiPhoneの通知機能を
腕時計として独立させたアイテムであり、
iPhoneをただ電話として使っている人にはあまり意味がない。

メールやその他の情報を定期的に受け取っていて、
座るときにはiPhoneをテーブルの上に見えるように置き、
歩いている時にもちょくちょくiPhoneを取り出すような人にこそ
向いているアイテムと言える。

「もしかしたら何か連絡が来ているかも」
「情報が届いたらすぐ気づきたい」などと思ってしまって
iPhoneをまったく見ずに2時間過ごすことが辛く感じる人。
そういう人にこそApple Watchは向いていて、
iPhoneを取り出す回数を格段に減らしてくれる。
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価格設定は高すぎる印象のApple Watchだが、
ここ最近、あまり興奮しなかったiPhoneの新機種と比べ、
その目新しさと新感覚にワクワクさせられた。

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