たびたび近い将来になくなる職業という話題が出るけど、
どうも、それによって職を失う人が出る、という論調が多い。
リストに挙がっている職業の人たちを怖がらせようとする雰囲気だ。
確かにロボットやコンピューターに置き換わっていく業務はあるだろうが、
その反面、新たに生まれる仕事もあるわけで、
そこら中にあふれる携帯ショップの店員やスマホの修理屋なんてのは
少し前にはなかった職業のはずだ。
それに明日いきなり何かの職業が消えるわけではなく、
徐々に弱体化していくわけだから
次の食い扶持に備える期間は十分にあるだろう。
商店街や和服屋など昔に比べて需要が落ちた店が
なにかとしぶとく生き残っていることからも、
うまく食い扶持を見つける余地があるはずだ。
大切なのは現状維持に執着するのではなく、
どんどん改善・変化させていく柔軟さと意欲だろう。
それが意識できない人はたとえ将来残る職業に就いてても先はない。