あるとき、私の元にひとつのURLが届いた。
「https://mclover.hateblo.jp/infinitescroll
どこまで読んでも終わらないWebページ」
と書かれている。
また、以下のようなメッセージも添えられていた。
これがどういう意味なのかよくわからない。
そもそも「どこまで読んでも終わらない」というのはどういうことだろう。
Webサイトは文字や画像データの集まりであり、
無限に続くことはあり得ない。
どれだけ容量の大きな記憶装置であったとしても
保存できるサイズには限りがあり、いずれは尽きるはずなのだ。
それにしても、「いつまでも続く」というのは恐怖を感じる。
たとえ非常に長い行程でも
少しずつ終点に近づいているという実感があれば
それなりにがんばれるものだ。
しかし、あとどれぐらいの時間かかるのか、
あとどれぐらい進めば終わるのかわからないと
疲労感ばかりが募るだろう。
そういえば昔、こんな物語を読んだことがある。
プレゼントをもらって中身を見ようと箱を開けたら
ひと回り小さな箱が入っているのだ。
「なかなか気を持たせるな……」とさらに箱を開けると
また中に小さな箱が入っている。
過剰な包装に少しイラ立ちながら
さらに箱を開けるとまた箱が。
ここまで来ると単純に恐怖で、
空箱を積み上げながら
次の箱を開ける手が止まらなくなる。
もう諦めてしまえばいいのだが、
「もしかしてこれが最後では」という思いが捨てられず、
やはりまた箱を開けてしまうのだ。
不老不死の身体に憧れる人間も多いが、
終わりが見えない人生というのも
また恐怖なのではないだろうか。
今の生活のまま永久に生きられればいいが、
身の回りの環境が変わり、
どれほど生きづらい状況になったとしても
死ぬことができず、ひたすら生きなければならない。
退屈で眠くなる映画、好きになれない授業、
高く積まれた仕事、耳障りな騒音。
「いつか終わる」という保証があるから耐えられるが、
もし無限に続くなら拷問に他ならないだろう。
あまりに辛く、死んだ方がマシだと感じるほどの苦痛でも
人生に終わりがなく永久に続くとしたら。
それにしても、「いつまでも続く」というのは恐怖を感じる。
たとえ非常に長い行程でも
少しずつ終点に近づいているという実感があれば
それなりにがんばれるものだ。
しかし、あとどれぐらいの時間かかるのか、
あとどれぐらい進めば終わるのかわからないと
疲労感ばかりが募るだろう。
そういえば昔、こんな物語を読んだことがある。
プレゼントをもらって中身を見ようと箱を開けたら
ひと回り小さな箱が入っているのだ。
「なかなか気を持たせるな……」とさらに箱を開けると
また中に小さな箱が入っている。
過剰な包装に少しイラ立ちながら
さらに箱を開けるとまた箱が。
ここまで来ると単純に恐怖で、
空箱を積み上げながら
次の箱を開ける手が止まらなくなる。
もう諦めてしまえばいいのだが、
「もしかしてこれが最後では」という思いが捨てられず、
やはりまた箱を開けてしまうのだ。