会社で掃除や荷物運び、資料作りなどの作業をしているとき、
立場の高い管理職の人が一緒に手伝ってくれると
親切で嬉しく感じることがある。
しかしこれはあまり褒められたことではない。
立場が高いということは
その分高い給料をもらっているということだ。
1日8時間労働で年間の労働日数を250日とすると
年収1000万円の人の時給は5000円になる。
1時間あたり5000円もの給料をもらっている人に
掃除や荷物運びなどをさせるなら
業者に発注する方がよほど安く済む。
つまり、偉い人が利益の低い仕事をすると会社的に赤字になるのだ。
高い報酬をもらっている経営陣は経営に集中し、
会社全体の収益を向上させるための業務に徹するべきで、
下っ端と同じ作業をしてくれることを喜ぶのは間違いだ。