プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


さまざまなバグ技を利用して無事に年明けするチャレンジが斬新


年明け間際に停電になってしまい、
年越しそばやコタツを温め、部屋の掃除をして
鏡餅を手にいれるという目的を
バグ技を活用して果たすという動画。


テレビゲームでありそうなテクニックを
現実世界の中に見出すアイデアも面白いが、
流れるようなテンポのいいカメラワークと
その裏側に感じられる多大な手間に感心してしまう。

「池袋謎解き街歩き」をプレイしました

山手線の沿線をめぐる謎解きにまずまずの満足感を感じた翌日、
ついでに池袋に立ち寄って周遊型謎解きにチャレンジしてきた。


リアル脱出ゲーム 感想その87
池袋謎解き街歩き



realdgame.jp


これは池袋の街を歩いて周遊する謎解きで、
アニメイト池袋本店のレジで2800円のキットを購入し、
LINEでのやり取りと合わせて進めていくもの。


ストーリーがマンガで描かれているのは新鮮で、
冊子は分厚くなるものの非常に読みやすいし、
池袋のことが理解できるよううまく工夫されている。


問題の難易度は全体的に低く、
写真付きの親切な道案内も含めて初心者向けと言えるが、
現地の情報をうまく活かした問題を
サクサクと解いていくのは気持ちよかった。


マンガ・アニメ・コスプレ文化で盛んな
池袋駅の東側エリアをウロウロと歩き回るので、
再開発された近代的な街並みが観れたのも新鮮だった。


どの場所も人は多いが歩道も広く、
歩行者中心ののんびりした雰囲気があって
キョロキョロしながら歩いても
周囲の迷惑にならないのもありがたい。




最終的には2時間20分でクリアしたが、
周遊型として綺麗に作られた問題と
マンガやLINEでの丁寧なストーリー展開で
心地よくプレイできて満足度も高かった。


いざというときのヒントも細かく用意されているし、
街歩きタイプの謎解きをやったことがない人は
まず本作でその面白さを味わってみるのもいいだろう。



無料でプレイできるオンライン謎解き公開中
nightschool.hateblo.jp

M-1グランプリの審査員はもっと得点幅を広げるべき


いまや年末の風物詩となったM-1グランプリだが、
どうにも審査員の付ける点数が90点台ばかりで
100点満点という得点幅が意味をなしていないように思う。


以下は2024年のM-1グランプリで審査員が付けた点数を
合計の大きい順に並べたものだ。


合計審査員A審査員X審査員B審査員C審査員D審査員E審査員F審査員H審査員I
出場者a861979697969595939795
出場者b850969697959096939394
出場者c849959795949097949493
出場者d848969494939394949694
出場者e825929194919192929092
出場者f823889094879295958993
出場者g820909294888990939292
出場者h820919096898893919191
出場者i819899395889189919390
出場者j812909392898988899389

このように、まれに80点台後半が出るぐらいで
どの審査員もほとんど90点以上の点数しか使っていない。
そうすると100点満点にも関わらず
90~99点あたりの10段階で評価しているのと変わらなくなる


言い換えれば1点の重みがかなり大きいのだ。
92点と93点はわずかな差のように見えるが、
実質的には20点と30点ぐらい違う。


また、最上位の861点と最下位の812点の差が
たった49点しか開いていない。
これは審査員1人が持つ得点幅より小さいので
誰かが独裁的に審査結果を左右できてしまうのだ。


試しに1位・5位・10位の3組の結果を抜き出してみよう。


合計審査員A審査員X審査員B審査員C審査員D審査員E審査員F審査員H審査員I
出場者a861979697969595939795
出場者e825929194919192929092
出場者j812909392898988899389

そして特定の審査員だけ得点を大きく変えてみる。



合計審査員A審査員X審査員B審査員C審査員D審査員E審査員F審査員H審査員I
出場者a805974097969595939795
出場者e810927694919192929092
出場者j817909892898988899389

すると順位が一気に入れ替わってしまうのだ。


最下位だった出場者をトップにすることも
1位を転落させることも思いのまま。
たった1人でこんなにも結果を変えられるなら
9人もの審査員を集めている意味がない。


もちろん他の審査員が90点台ばかりを付ける中で
40点などという点数を付けにくい圧力はあるだろうが、
そういう「空気を読む能力」に頼るのは非常に不安定だし、
得点幅の広い審査員ほど結果に対する影響が大きくなるので
90点以上で競り合う今の風潮は問題があると言いたい。


テレビ放送される決勝戦に出場するような芸人は
全応募者の中では90点レベルばかりだ、ということかもしれないが、
上記のような危なっかしさがある以上、決勝戦は決勝戦で
0~100点まで得点幅を目一杯使った審査をして欲しい。


「山手線謎めぐり2024」をプレイしました

メッセージボトルを使った自宅謎解きにもまったく満足できなかったため、
今度ははるばる東京まで周遊型謎解きをプレイしに来た。


リアル脱出ゲーム 感想その86
山手線謎めぐり2024



www.jreast.co.jp


これは山手線を使って沿線を周遊する謎解きで、
首都圏のJR駅構内にあるNewDays(コンビニ)の店頭で
1980円のキットを買えばすぐに遊ぶことができる。


キットはA5サイズとコンパクトなので
人の多い首都圏でも邪魔にならずに持ち運べるのはありがたい。
電鉄と連携した企画だが、過去にプレイした謎解きのように
1日乗り放題乗車券などは同梱されていないため、
必要なら別途、自分で用意する必要がある。


ちなみに東京23区内のJR線乗り放題チケットは
モバイルSuicaのアプリ上から簡単に買えるので便利だ。




モバイルSuicaアプリの右下「チケット購入」から



「おトクなきっぷ」を選び、



都区内パス」(東京メトロも含めたければ「東京フリーきっぷ」)を選べば
購入当日のみ有効な権利がアプリ内に付与される。
あとはいちいち考えなくても改札を通れば適用される。


ただ、クリアまでに電車に乗る回数や距離は限定されているので
スタート地点に出向くときや
最後の駅から帰宅するときにJR線を使わない場合は
乗り放題チケットを買うと損する可能性がある。


mclover.hateblo.jp


ゲーム本編では最初に主人公を選んでLINE登録をするが、
特にゲームの流れが変わるわけではなく
「3年後の自分」と感じやすい口調になるだけなので、
とりあえず自分の年齢・性別に近いものを選ぶだけでいい。


問題の難易度は割と高めで
謎解き慣れしている人でも歯応えを感じるレベル。
しかし凝ったギミックが多いので
よく考えられた仕組みに驚きや贅沢感が得られた。


その分、キットの内容物がかなり多いので
立ったまま作業を進めるのは結構やりづらい。
その割に座れる場所があまりないのは辛かった。


また、ヒントを見る方法が面倒くさすぎて
必要な情報がなかなかの得られないのは不便。
冊子に載っている地図が見づらかったり
間違った答えをLINEに入力したときに無反応だったりと
微妙に不親切なところがあるのは残念。




キット内の用紙以外にWebにアクセスする問題も多く、
ボリュームはかなり十分。クリアまでに5時間もかかった。
移動にはそれほど時間がかかっていないので
純粋に謎解きが豊富だった印象。


ただ、終盤は悩まされる場面ばかりで盛り上がったのに
一番最後の問題だけが拍子抜けするような内容で、
手間がかかる作業の割に洗練されていなかったのが残念。


とはいえ、2000円ほどで半日遊べるのは優秀なので、
謎解きが好きな人ならまずまず満足できるだろう。
(屋根のない場所が多いので天気がいい日に)



無料でプレイできるオンライン謎解き公開中
nobodyhotel.hateblo.jp

9つの数字の中から裏切り者を探す論理パズルが気持ちよかった


unityroom.com


擬人化された1から9までの数字の中から
裏切り者を見つける「NA:I」が面白かった。
(画面が縦長なのでスマホでプレイする方がいい)




9人がそれぞれ裏切り者の特徴を語るので
それに当てはまる数字を論理的に導いていく。
当てずっぽうではなく、きちんと理屈で
特定していくところがポイント。


セリフの中に出てくる「G派」というのが
私の知らない数学用語なのかと混乱したが、
その意味の見当さえつけばあとはなんとかなる。


クリアしたあとに表示される解説文は
全部わかっているのに驚かされる内容で
解き終わってからが面白い謎解きという意味で斬新。


ステージはひとつ、シナリオも固定だが、
クリアしたときのスッキリ感が素晴らしかった。

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