プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


13年ぶりに遊んだゴーストトリックは相変わらず新鮮な遊びを体験できる良作だった


2010年にニンテンドーDS用に発売された「ゴースト トリック」が
Nintendo Switch向けに再販された


これが非常に独創的なアドベンチャーゲームで
当時、かなり衝撃を受けただけに
現行機でまたプレイできるようになったのは嬉しい。




主人公が最初から死んでいるという斬新な設定で、
以降も誰かの死に関係した緊迫感のあるシチュエーションが続く。




死んでしまった主人公は周囲の物体に魂を憑依させて
ほんの少しだけ動かすことができるのが最大の特徴。




ただし魂が移動できる距離には限界があるため、
遠くにある目的の物体まで
どうやってたどり着くかを考えるのが醍醐味となる。
周囲がリアルタイムに動いているので
物を動かすタイミングや順序もポイント。




いくつもの章に分かれた構成にはなっているが、
ある日の晩から夜明けまでに起きた出来事の全貌を解明し、
悲劇を避けるよう努力していくという筋書きだ。




誰かが死んでいる特定のステージでは
そこから4分だけ過去に戻って
死なない未来に導いていくものもある。
ここは手数の制約があるので少し難しくなる。




「逆転裁判」シリーズのクリエイターが手がけた作品なので
同じように破天荒なキャラクターが多く、
全体的な作風にも共通点が感じられる。


一見、2Dイラストのようなタッチに見えるが、
背景やキャラクターは3Dモデルで造られており、
かなりの滑らかさで活き活きと動くのも素晴らしい。




各章で見聞きした内容が無駄なく絡み合っていき、
ひとつの大きな流れが見えてくるストーリーも
非常によくできていて全体的な完成度が高い。


知らないで済ませるには惜しい作品なので
DS時代に遊んでいない人はぜひプレイして欲しい。

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