プチメタ3.0

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プログラミングに暗記力は不要


ゲーム開発を学ぶ学生が授業に対するアンケートに
「しっかり覚えようと思います」とか
「内容を覚えるのが大変そうでした」などと書いていることがあるが、
プログラミングに対して「覚える」と表現するのは違和感を感じる。


もし「理解する」という意味で書いているだけなら
国語的な話なので大きな問題はないが、
言葉通り「記憶する」と考えているなら
そもそもプログラミングは覚えるものではない


プログラミングというのはある目的を達成するために
処理を組み合わせて新たに設計していく作業なので、
パソコンに向かってキーボードを叩いているプログラマーは
以前暗記した内容を打ち込んでいるわけではないのだ。


そういう意味では小説を書くような場合と似ている。
小説家は新しい話を生み出す作業をしているはずで
あらかじめ暗記しておいた文章を書いていくわけではない。
また、漢字や言葉は覚えている方がスムーズだが、
わからなければ調べれば済むという点でも同じだ。


以前作ったプログラムと同じものを作りたいなら
暗記しなくてもコピーペーストすればいいわけで、
プログラミング学習で大切なのは
「どういう組み方をすればどんなことができるか」
「どういう書き方なら問題が起きにくいか」
「なるべく効率のいい手順は何か」
などを学び取っていくことだ。


「プログラミング+暗記力」で調べても同様の答えばかりで、
暗記などしなくても必要なことはその都度調べればいいし、
プログラマーの本領は設計能力や論理的思考にある。


プログラミングを学ぼうとしている人は
くれぐれも力の入れどころを間違わないようにして欲しい。



mclover.hateblo.jp

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