次の回が気になったまま待つのが辛いので
ドラマは最後まで一気に録りためて観るようにしているが、
「なぜ今の時代にこんなベタなドラマが……」と思うものがある。
設定も平凡で展開もありきたり。
予想した通りの筋書きで進行していく。
こんなひねりのない作品を誰が観るんだろう、と疑問に思っていたが、
よく考えたら今の若い人にとっては
そういったベタな作品が初体験になるのか。
30代・40代の人にとっては昔見たようなノリでも
それらが公開されていたときに生まれていなかった若い人は知らない作風だ。
つまり、ドラマはどんどん進化していくのではなく、
1世代分を楽しませたあと、再びベタな作品に戻るのだ(そしてウケる)。
若い人向けの作品が古く感じるのは作品の問題ではなく、
自分が1世代上がった証拠だったのだ。